今こそ、持続可能な社会への転換を―レジリエントでインクルーシブなCOVID-19後の世界のあり方

新型コロナウィルス流行により、世界的に経済や社会のあり方が揺らいでいます。
一方で、人間による開発が、自然と人間とのバランスを壊し地球に過度な負荷をかけてきたことが、この根底にあることはあまり知られていません。
本ページでは、持続可能性の観点から、より危機に強い経済/社会のあり方を国際的潮流と科学的根拠を踏まえて解説します。


 

新型コロナウイルス(COVID-19)が環境・持続可能性に及ぼす影響
―IGES基本方針―

IGESは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大とそれに伴う地球環境課題を取り巻く状況について、現在までの分析結果を踏まえ、基本方針を策定しました。本基本方針では、環境と持続可能性を確保するという観点から、COVID-19に関連する重要な問題を特定し、どのような環境・持続可能性の課題がこの危機と関連しているのか、そしてその解決策にはどのようなものがあるのかを、「短期」、「中期」、および「長期」に分類して明確にしました。IGESは、COVID-19の世界的大流行(パンデミック)が多くの環境問題と密接に関連し、さらに将来の持続可能な社会の構築に関わる課題であるという認識のもと、この問題に積極的に取り組んでまいります。

政策プロセスへの提言
政策プロセスへの提言

新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)は、地域における健康上の危機から、世界においてすべてを覆い尽くす世界的大流行(パンデミック)・経済災害へと大きく変化した。COVID-19の感染は急速に広がり、世界のほぼすべての地域の人々の日常生活が大きな影響を受けている。実際、2020年10月には、世界で5,000万人以上が公式にウイルス陽性と診断され、その結果150万人以上が死亡し、北半球が冬を迎え、屋内での時間が増えるにつれ、これらの数字は急速に増大しつある。このような事態は、地方から国、国際に至るあらゆるレベルの公的主体が、現状への対策および将来への復興プログラムに関して、分野と国境を越えて密接に調整し協力する必要性を明確にしている。

IGESでは、上記のような認識に基づき...

政策プロセスへの提言

この数か月のうちに、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)は、地域における健康上の危機から、世界においてすべてを覆い尽くす世界的大流行(パンデミック)・経済災害へと大きく変化した。COVID-19の感染は急速に広がり、世界のほぼすべての地域の人々の日常生活が大きな影響を受けている。このことは、地方から国、国際的に至るあらゆるレベルの政府が、現状への対策および将来への復興プログラムについて、分野と国境を越えて調整し協力する必要性を明らかにしている。

グローバルな持続可能性の確保はIGESのミッションの中核である。このためIGESは、国境を越え、また個別課題を越えた視点で、現状への対応と将来への復興に資するよう取り組んでいくこととしている。本ポジションペーパーでは...

解説動画

 

持続可能な未来のための、COVID-19からのグリーン・リカバリー(英語)

 

新型コロナウイルス(COVID-19)に直面して改めて求められる、SDGsのローカル化としての地域循環共生圏の創造

新型コロナウイルス感染症の拡大は、現在の自然と人間の関わり方の脆弱性やグローバル化の負の側面を明らかにしました。私たちがグローバルな視点で持続可能な社会と人間の福利の向上を実現するには何が重要でしょうか。そのひとつの解としての「地域循環共生圏」の意義を、名づけ親でもあるIGES武内和彦理事長が、SDGsやパリ協定、生物多様性条約や防災・減災の観点も絡めて解説します。

関連出版物

イシューブリーフ

This Issue Brief has been developed for the discussion at the International Forum for Sustainable Asia and the Pacific (ISAP2020), organized by the Institute for Global Environmental Strategies (IGES) from 9th -13rd November 2020.

This Issue Brief aims to: (i) facilitate discussion on the need to properly address the existing issue of poor...

プレゼンテーション
国際アジア共同体学会(ISAC)

2020年11月7日に国際アジア共同体学会(ISAC)が開催されました。本会合で発表された「ネットゼロへの世界の潮流と日本の課題:緑の復興から脱炭素社会へ」の発表資料です。

コメンタリー
聖教新聞

本記事では、新型コロナウイルス(COVID-19)からの「グリーン・リカバリー(緑の復興)」について、欧州連合の取り組み(欧州グリーンディール)を紹介し、日本での緑の復興の可能性や課題について述べている。

本記事は、聖教新聞に2020年9月30日に掲載された。

プレゼンテーション
多摩市気候非常事態宣言 記念 オンライン講演会

本資料は、2020年8月22日に開催された、多摩市気候非常事態宣言 記念 オンライン講演会での発表資料です。

1.「気候危機」は、誰にとって、どのようなリスクなのか、2. 気候危機に取り組むため、国や自治体、ビジネスがどのような行動を開始しているのか、3.コロナ禍から、どのように「より良い回復」(グリーン・リカバリー)を目指すのか、4.強靱、持続可能で脱炭素型の地域とライフスタイルへの転換をどう進めるのか についてまとめています。

関連イベント

  2021年5月17日(月)

新書籍「コロナ下における環境レジリエンスと変革: 環境機能における気候変動の影響」出版記念ウェビナー

 
  2020年9月17日(木)

IGESプレスセミナー 地球環境課題と国際動向 解説シリーズ2020 オンライン
第2回 「新型コロナウイルスと地球環境課題、各国が目指すグリーン・リカバリー」

 
  2020年9月18日(金)
10:00 ~ 12:00
(日本時間)

オンライン
コロナ禍における資源循環・廃棄物管理 ~アジア・大洋州からの地域レポート及び共同声明~(英語のみ)

 
  2020年9月3日(木)

国際シンポジウム オンライン
持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議2020 ~グローバル時代の包摂を考える―COVID19後の持続可能な社会―~

 
  2020年5月28日(木)
9:00 ~ 11:30
(NY時間)

Webinar 1: Thinking ahead for a sustainable, just and resilient recovery

 
  2020年5月28日(木)
15:30 ~ 17:00
(韓国 仁川時間)

East and North-East Asia Policy Dialogue on the Economic and Social Survey of Asia and the Pacific 2020

 
  2020年4月23日(木)

IGESプレスセミナー 地球環境課題と国際動向 解説シリーズ2020 オンライン
第1回 「2020年重要イベントと押さえておくべきポイント-新型コロナウイルスの影響を踏まえて-」

 

関連リンク

Energy Policy Tracker

Energy Policy Trackerは、IGESを含む14の組織・団体からなるイニシアティブで、気候とエネルギーの観点から、G20諸国の新型コロナウイルス(COVID-19)からの政府の復興政策に関する最新情報と分析を提供しています。データベースは毎週更新されます。

 
Platform For Redesign 2020

Online Platform for Sustainable and Resilient Recovery from COVID-19 (Platform for Redesign 2020)は、新型コロナウイルス(COVID-19)からのより良い復興に向けた、気候変動やその他の環境政策に関する各国の政策や取り組みを統合した情報ハブです。 本イニシアティブは、UNFCCCの支援の下、環境省が主導し、IGESも各国からの回答や動画メッセージ、ウェブサイトなどの制作および管理に貢献しています。