持続可能な消費と生産

持続可能な消費と生産(SCP)領域は、SCPに関する国際的な政策研究の拠点であり、シンクタンクとしての役割も担っています。SCP領域の活動は、持続可能な形で人々のニーズを満たしていくために、私たち一人ひとりの、そして社会の様々なレベルでのシステムや行動の変革を促すことを目的としています。

SCP領域は以下3つの政策・研究分野における知識の創出や共有に取り組んでいます:

  • パートナーシップと社会実験を通じ、工業化以前と比較した場合の気温上昇を摂氏1.5度に抑制することが可能で、かつ地球一個分の消費を実現した持続可能なライフスタイルを目指した変革を組織化する
  • 3Rを含む資源効率性アジェンダをグローバルおよび地域レベルで主流化する
  • 途上国における統合的廃棄物管理の戦略づくりおよび政策形成と実施のための能力向上を支援する


上記のような政策研究分野に取り組む上で、次のような専門性を活用しています:

  • フレームワークとシナリオの作成および分析
  • 持続可能な社会システム、資源効率性、拡大生産者責任に関する政策の分析と設計
  • 国家・地域・都市レベルでの統合的廃棄物管理に関する戦略的計画と開発
  • 気候と資源管理の関連性に関する定量分析

SCP領域では、国連持続可能な消費と生産10年計画枠組み(10YFP)、Future Earth、SWITCH-Asiaなど、多くの国際的な政策アジェンダの策定・実施プロセスを主導しています。また、OECD資源生産性・廃棄物作業部会や世界資源フォーラムに参加し、G7資源効率性アライアンス、UNEP国際資源パネルなどの国際プロセスにも貢献しています。さらに、日本国環境省と国連地域開発センター(UNCRD)の共同イニシアティブである「アジア太平洋3R白書」の調整を担当しています。SCP領域に設置されたIGES-UNEP環境技術連携センター(CCET)は、関連する国連機関、国際的パートナーやアジア各国の政府とともに、開発途上国の持続可能な廃棄物および資源管理を支援しています。

関連リンク

関連出版物

関連イベント

過去のイベント
持続可能な開発に関するアジア太平洋フォーラム サイドイベント

アジア太平洋地域の循環型経済に向けた廃棄物ゼロ社会の構築

アジア太平洋地域での生産と消費のスピードは、天然資源の自己再生能力や地方自治体の廃棄物管理能力を上回るペースで進んでいる。 「アジア太平洋SDG進捗報告書2020」では、現状のペースのままの場合、当地域は2030年までに持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる17の目標のうち、どれも達成できない可能性が高く、特に「つくる責任つかう責任」(目標12)および「気候変動に具体的な対策を」(目標13)に関しては、誤った方向に進んでさえいることを示されている。...
過去のイベント

第7回 3R国際会議(3RINCs)

コロナ禍で社会は停滞していますが、すでに世界各地でグリーンリカバリー政策による経済の立て直しに向けた動きが加速しています。廃棄物・資源循環分野においてもグリーンリカバリ―が求められる中、アジア大洋州各国を含め、グローバルに学術・政策・ビジネス各分野の関係者が集まり、学際的な議論を継続することは非常に重要です。 「特別セッション」では、長く日独の廃棄物・循環分野を牽引してきたレジェンドによる基調講演に始まり、プラスチック廃棄物の分析方法、有機ごみと食品ごみの管理、災害廃棄物管理、COVID...
過去のイベント
環境研究総合推進費【S-16】 一般公開シンポジウム

アフターコロナの持続可能な消費と生産形態の確保に向けて

2015年に国連で採択された持続可能な開発のための17の目標SDGsは、これからの社会のあり方を指し示すものでした。その採択から5年後に襲ってきた新型コロナウィルス感染症の拡大で、私たちの生活も経済社会の活動も否応なしに変革を求められています。本シンポジウムでは、アフターコロナの持続可能な消費と生産(Sustainable Consumption and Production:SCP)形態の確保に向けて、本当の豊かさとは何か、充足した生活とは何か、消費と生産は何をなすべきかを議論し...

関連プロジェクト

プロジェクト
Updated: 2021年4月

UNEA 特集

UNEA(United Nations Environment Assembly)は、国連環境計画(UNEP)の意思決定機関であり、193カ国すべての国連加盟国が加盟しています。ケニアのナイロビで2年に1度開催され、地球環境政策の優先順位を決定し、国際環境法を制定しています。閣僚宣言や決議を通じ、環境に関する政府間行動を促進し、国連持続可能な開発のための2030年アジェンダの実施に貢献しています。

プロジェクト
Updated: 2021年3月

UNEA-4 特集

2019年3月11日から15日にかけて、ケニア・ナイロビで第4回国連環境総会(UNEA4)が「環境的課題と持続可能な消費と生産のための革新的な解決策(Innovative Solutions for Environmental Challenges and Sustainable Consumption and Production)」をテーマに開催されました。

プロジェクト
Updated: 2021年3月

UNEA-5 特集

UNEA (United Nations Environment Assembly)は、環境に関する世界最高レベルの意思決定機関であり、193カ国すべての国連加盟国が加盟しています。ケニアのナイロビで2年に1度開催され、地球環境政策の優先順位を決定し、国際環境法を制定しています。閣僚宣言や決議を通じ、環境に関する政府間行動を促進し、国連持続可能な開発のための2030年アジェンダの実施に貢献しています。(UNEA webサイトより抜粋してIGES翻訳)

関連ニュース

お知らせ
2021年4月12日

「1.5度のライフスタイル:私たちが描く未来の姿」作品募集 ―持続可能なライフスタイルを世界に描こう―

マルチメディアコンテスト「1.5度のライフスタイル:私たちが描く未来の姿」では、4月30日まで、地球温暖化緩和に向けたライフスタイルを表現する動画やイラスト、写真、文章などのクリエイティブ作品を募集しています。 IGESは、国連 One Planet Networkのもと、持続可能な暮らしと教育を世界で推進するプロジェクトを主導しています。その一環として、日本・京都、横浜、インド・ニューデリー、タイ・ノンタブリー、南アフリカ・ケープタウン、ブラジル・サンパウロの5カ国6都市で...
プレスリリース
2021年3月30日

IGES、気候変動対策に関する児童向け書籍を監修 ―子どもと学べる、始める、持続可能な1.5℃ライフスタイルー

地球環境戦略研究機関(IGES)は、パリ協定の1.5℃目標達成に向けた小中学生向け書籍『はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦 ①はかる編』および『はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦 ②へらす編』(さ・え・ら書房)を監修しました。本書は、次世代を担う子ども向けに、私たちの日常生活が気候変動に与える影響や持続可能な未来のためにできる行動を、科学的根拠に基づきわかりやすく、また子どもにも身近な事例や説明を用いて解説したものです。 『はかって、へらそうCO2 1.5℃大作戦』のポイント...
プレスリリース
2021年3月24日

世界の循環経済加速に向けた官民協働プラットフォームPACEにナレッジパートナーとして参加

地球環境戦略研究機関(IGES)は、循環経済加速に向けたプラットフォームであるPACE(Platform for Accelerating the Circular Economy)に、ナレッジパートナーとして参加したことを、お知らせいたします。  PACEは、2018年に世界経済フォーラムが設立し、現在は世界資源研究所(World Resources Institute)が運営する、循環経済への速やかな転換に向け官民リーダーが集う国際的なプラットフォームです。多くの組織が活動を支援しており...

関連スタッフ