サステイナビリティ統合センター(ISC)は、IGESの研究およびプログラムを余すところなく横断的に統合し、持続可能性を追求する学際的な組織として、2021年7月に新設されました。
ISCは、アジア太平洋地域の主要なステークホルダーと協力して、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を加速させ、科学-政策-社会のインターフェースを強化することで、野心的なポスト2030アジェンダの構築に貢献します. ISCの代表的なアプローチ例は次の通りです。
1)科学的根拠に基づく定量的なツールと手法:SDGsの相互関連性分析、社会経済シナリオ分析
2)持続可能性ガバナンスモデルと戦略:SDGsのガバナンスおよびビジネス、コベネフィットおよびコイノベーション、包括的な移行および環境正義
3)最先端の政策統合フレームワークとソリューション:地域循環共生圏、気候変動、SDGs、生物多様性の相乗効果
これらをもとに実践的なケーススタディを開発し、主要な政策決定プロセスに貢献することで、アジア太平洋地域を中心とした持続可能性の変革を主導していきます。
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「アジア太平洋SDG進捗報告書2023:逆境においても推進される持続可能性」
第4回解説ウェナーでは、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)が2023年3月に発表した報告書「Asia and the Pacific SDG progress report 2023 : championing sustainability despite adversities(アジア太平洋SDG進捗報告書2023:逆境においても推進される持続可能性)」を取り上げます。
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パリ協定と持続可能な開発のための2030アジェンダのシナジーを促進する行動:アジア太平洋地域における都市間連携の強化
現在、アジア太平洋地域の大半の国は、パリ協定とSDGsの両方において目標達成に向けた軌道から外れています。2022年版の国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)の報告書によると、同地域がSDGsを達成するのは2065年と予想されるなど、大幅な遅れをとっています。気候変動とSDGsは相互に深く関連しており、2つの国際目標を達成するには、取り組みの相乗効果(シナジー)を最大化させることが不可欠であると考えられています。このような背景から、2022年7月に「第3回パリ協定とSDGsのシナジー強化に
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この特集ページでは、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」および「持続可能な開発目標(SDGs)」のフォローアップとレビューを目的とした国連による国際会議「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)」に関するレポートや出版物を紹介しています。
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G7・G20サミット特集 2022
今年は6月にドイツ・エルマウでG7サミットが、10月にインドネシア・バリ島でG20サミットが開催されます。世界のパワーバランスが絶え間なく変化する中、一部先進国で構成されるG7の果たすべき責務が改めて問われる一方、世界各国の相互依存がますます深まる国際関係を背景に、より多様な経済規模、そして複雑な対立関係を持ちながらもひとつのまとまりとなったG20の存在意義が高まっています。また、ロシアによるウクライナ侵攻に関連して、今年のサミットでは様々な討議の難航が予想されています。本特集ページでは、G7/
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「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナーを開始
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES:アイジェス)は、2023年4月より、新たなウェビナーシリーズとして「日本語で読むシリーズ」解説ウェビナーを開始します。