IGESは、国際交渉や国際プロセスに沿った、緩和と適応のイニシアティブの発展を促し、気候変動に強い未来への、移行の実現を目指しています。
気候変動は、地域レベル、世界レベルでますます大きな脅威となっています。IGESは政策立案者、自治体、企業、投資家の、健全な科学に基づいた気候リスクと将来に関する理解を助け、市場メカニズム、緩和および適応についての研究活動を通して、さまざまなステークホルダーが気候変動に強い社会を構築するための行動を、共にデザインするための支援を行っています。
関連出版物
関連イベント
身近にせまる気候危機と、サプライチェーン全体に求められる転換
今般、企業による脱炭素取組が個社からサプライチェーン全体へと広まりをみせるなか、IGESではその背景にある気候危機や求められる政策変化の必要性・方向性について専門家による解説にて理解深めるとともに、サプライチェーンにおいて取組を進める企業による事例や課題・今後の方向性の共有を通じ、脱炭素取組の促進を目指すイベントを開催致します。 ※本イベントの開催にあたり 「芙蓉ゼロカーボンシティ・サポートプログラム」 を通じた寄付を活用しています
科学から政策へ、観測から行動へ -環境研究総合推進費S-22「気候変動緩和に向けた温室効果ガスと大気質関連物質の監視に関する総合的研究」について-
極端気象などの気候変動影響が深刻化する中、二酸化炭素(CO2)に代表される温室効果ガス(GHG)排出の大幅削減、そして人為排出を正味でゼロとする脱炭素社会の実現は喫緊の課題となっています。しかし、パリ協定をはじめとする対策が進められているにもかかわらず、大気中のGHG濃度は低下する兆候を見せていません。近年の分析により、各国が排出しているGHG量の報告値には不確実性が依然として大きいことが指摘され...
脱炭素社会実現のための都市間連携セミナー2025 ~企業の技術力と国際連帯で都市の脱炭素化に貢献~
パリ協定の1.5度目標を達成するためには、温室効果ガス排出量とエネルギー消費量の約7割を占める都市の脱炭素化を加速させる必要があります。同時に、環境汚染や循環経済などの多様な課題を統合的に解決することが求められています。 IGESは環境省と連携し、2013年度から「脱炭素社会実現のための都市間連携事業(C3P)」を推進してきました。本セミナーでは、C3Pに関わる国内外の専門家や自治体、企業が一堂に会し、脱炭素化への取り組みを共有します。さらに、企業の技術力や都市間連携を活用し...
関連ニュース
2024年12月6日
COP29におけるパリ協定第6条の完全運用化の実現について
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES=アイジェス)が事務局を務める「パリ協定6条実施パートナーシップ(Paris Agreement Article 6 Implementation Partnership: A6IP)センター」は、11月11日~24日 にアゼルバイジャン・バクーで開催された国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第29回締約国会議(COP29)およびパリ協定第6回締約国会合(CMA6)において合意されたパリ協定第6条(6条)完全運用化について...
2024年11月1日
ジム・スキーIPCC議長 IGESを来訪、研究員との意見交換を実施
10月22日(火)、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の議長を務める、ジム・スキー インペリアル・カレッジ・ロンドン教授がIGESの葉山本部を訪問され、IGES研究員と意見交換を行いました。 IGESでは、1999年よりIPCCインベントリタスクフォース技術支援ユニット(TSU)をホストしているほか、今年KYOTO地球環境の殿堂入りをした甲斐沼美紀子研究顧問をはじめ、多くの研究員がIPCCの様々なレポート執筆に関わってきています。今回のスキー教授の訪問は...
2024年10月21日
ヨハン・ロックストローム博士 IGESを来訪、特別講演を実施
10月9日(水)、地球の持続可能性に関する世界的に著名な科学者であり、プラネタリーバウンダリーに関する研究の第一人者であるヨハン・ロックストローム博士(ポツダム気候影響研究所所長、ポツダム大学地球システム科学教授)がIGES東京サステイナビリティフォーラムを訪問され、IGES職員と関係者に向けて特別講演を行いました。 これは、人類が直面する喫緊の課題に協働で取り組むシンクタンク連合「アース・リーグ」を通じた両機関の協力や、ロックストローム博士らが提唱する課題解決の方向性を分かりやすく示した著書...
関連プロジェクト
Updated: 2025年1月
G20 特集 2024
ブラジルが議長国を務める2024年のG20サミットが、11月18日から19日にかけてリオデジャネイロで開催されました。世界は今、気候変動、生物多様性の損失、環境汚染といった同時多発的かつ連動した危機に直面しています。さらに、長引く紛争や貧困により、持続可能な開発への道のりは険しいものとなっています。G20は2024年のスローガンとして”Building a Just World and a Sustainable Planet (公正な世界と持続可能な地球の構築)”を掲げています。G20は...
Updated: 2024年12月
「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナー
IGESでは、国際社会で注目を集める環境・持続可能性に関する主要報告書について、日本語翻訳版や日本語による解説ハンドブックをタイムリーに作成し、特集ウェブページ「IGES日本語で読むシリーズ ー 世界の環境関連の重要文書を日本語でチェック!」で紹介しています。
本ウェビナーでは、この「IGES日本語で読むシリーズ」から、特に国内のニーズが高い報告書について、翻訳に関わった研究員による簡潔な解説、監訳者や他の研究員との対話、視聴者との質疑応答の3部構成を基本とし、毎回30分~60分程度で実施する
本ウェビナーでは、この「IGES日本語で読むシリーズ」から、特に国内のニーズが高い報告書について、翻訳に関わった研究員による簡潔な解説、監訳者や他の研究員との対話、視聴者との質疑応答の3部構成を基本とし、毎回30分~60分程度で実施する
Updated: 2024年12月
気候安全保障に関する特集ページ
気候安全保障に関する特集ページでは、気候安全保障に関連する研究成果と関連情報を発信しています。具体的には、国際動向の調査をはじめとして、エネルギー安全保障、食料安全保障、気候変動を一因とする人の移動、気候変動適応と安全保障、海洋安全保障など、多岐にわたるテーマを掘り下げ、多様な観点から議論していきます。