気候変動が世界的な脅威となっている中で、2015年に採択されたパリ協定は、持続可能な脱炭素化社会への転換に向けた国際社会の決意と行動を示しています。気候変動とエネルギー領域では、戦略研究と脱炭素化への取組みの支援を通じて、この転換の実現を目指しています。本領域は、気候変動とエネルギー関連の戦略や政策、特に気候変動国際交渉、二国間・多国間協力、カーボン・プライシング、市場メカニズム、データベース構築に関する多様なプロジェクトの開発や実施に従事しています。とりわけアジア太平洋地域に関する知見を活用し、国や地方レベルでの脱炭素化への転換を促進するチェンジ・エージェントとして最大限の努力を行っていきます。
関連出版物
関連イベント
IGES/GISPRI共催
COP29報告シンポジウム
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)は、一般財団法人地球産業文化研究所(GISPRI)と共催で2024年12月13日(金)、「COP29 報告シンポジウム」をオンライン形式で開催いたします。 本シンポジウムでは11月11日(月)から11月22日(金)にアゼルバイジャン共和国・バクーで開催される国連気候変動枠組条約第 29回締約国会議(UNFCCC COP29)、京都議定書第19回締約国会合(CMP19)、パリ協定第6回締約国会合(CMA6)を踏まえ、交渉にご参加予定の4省の方々より...
気候変動ウェビナーシリーズ
COP29速報セミナー
「COP速報セミナー」は、数多いIGESのウェビナーの中でも毎年人気ナンバー1を誇ります。今年も、11月11日から22日にアゼルバイジャン・バクーで開催される国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)について、どこよりも早い結果速報をお届けします。COP29の総評に加え、今年最も注目が集まった「新たな資金目標」、「強化された透明性枠組(ETF)と隔年透明性報告書(BTR)」、「パリ協定6条」、「適応・損失と損害」、「グローバルストックテイクと国が決定する貢献(NDC)...
COP29直前ウェビナーシリーズ 第5回
「進捗評価から目標設定へ:グローバルストックテイク(GST)の成果を踏まえた国が決定する貢献(NDC)策定への期待-米国大統領選挙の結果を踏まえて」
パリ協定には、年月とともに段階的に向上する各国の危機感と野心、技術の発展を加味し、新しい約束(プレッジ)が従来ののプレッジを超えていく仕組み、「ラチェット・メカニズム」が組み込まれています。ラチェット・メカニズムの構成要素は3つあります。5年ごとに策定・提出する国が決定する貢献(NDC)(第4条)、各国の行動や支援の透明性を高めていくことにより、お互いの進捗状況をチェックしあうことを可能とする「強化された透明性枠組み」(Enhanced Transparency Framework...
関連プロジェクト
Updated: 2024年11月
UNFCCC COP29 特集
11月11日~22日、アゼルバイジャンのバクーで国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第29回締約国会議(COP29)が開催されます。COPはUNFCCCの最高意思決定機関であり、京都議定書やパリ協定の他、これまでの合意事項についての実施状況の確認や、新たな目標や取り組みが議論されます。COP29では、新たな気候資金目標の策定、各国の国が決定する貢献(NDC)の引き上げなどが議論されるほか、年末が提出期限となっている隔年透明性報告書がはじめて提出されることになっています。...
Updated: 2024年11月
IGES Support activity for Enhanced Transparency Framework (ETF)
Based on the Paris Agreement’s enhanced transparency framework (ETF), countries regularly provide information on their progress with national climate actions. IGES supports full implementation of the ETF by all countries, especially in Asia. This web
Updated: 2024年11月
「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナー
IGESでは、国際社会で注目を集める環境・持続可能性に関する主要報告書について、日本語翻訳版や日本語による解説ハンドブックをタイムリーに作成し、特集ウェブページ「IGES日本語で読むシリーズ ー 世界の環境関連の重要文書を日本語でチェック!」で紹介しています。
本ウェビナーでは、この「IGES日本語で読むシリーズ」から、特に国内のニーズが高い報告書について、翻訳に関わった研究員による簡潔な解説、監訳者や他の研究員との対話、視聴者との質疑応答の3部構成を基本とし、毎回30分~60分程度で実施する
本ウェビナーでは、この「IGES日本語で読むシリーズ」から、特に国内のニーズが高い報告書について、翻訳に関わった研究員による簡潔な解説、監訳者や他の研究員との対話、視聴者との質疑応答の3部構成を基本とし、毎回30分~60分程度で実施する
関連ニュース
2024年11月1日
ジム・スキーIPCC議長 IGESを来訪、研究員との意見交換を実施
10月22日(火)、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の議長を務める、ジム・スキー インペリアル・カレッジ・ロンドン教授がIGESの葉山本部を訪問され、IGES研究員と意見交換を行いました。 IGESでは、1999年よりIPCCインベントリタスクフォース技術支援ユニット(TSU)をホストしているほか、今年KYOTO地球環境の殿堂入りをした甲斐沼美紀子研究顧問をはじめ、多くの研究員がIPCCの様々なレポート執筆に関わってきています。今回のスキー教授の訪問は...
2024年10月3日
IGES 「UNFCCC COP29直前ウェビナーシリーズ」開催
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)は、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第29回締約国会議(COP29)直前ウェビナーを2024年10月15日(火)から11月8日(金)までの期間に5回にわたり開催します。IGESでは、毎年秋に開催されるCOPの前に、COPでの議論や交渉を読み解くヒントとなるような情報を提供する直前ウェビナーを開催しており、多くの方にご活用いただいています。 今年は、主要な議題である「新たな気候資金目標」「パリ協定6条実施に向けた取り組み」...
2024年7月29日
トランジションファイナンスを推進するための「トランジション戦略ツールキット」公開
IGESは7月29日、Climate Bonds Initiative(Climate Bonds)と共同開発した、トランジションファイナンスの推進のためのガイダンス「 トランジション戦略ツールキット」を公開しました。 本ツールキットは、昨年Climate Bondsが発行した「 トランジション計画の評価ガイダンス」の原則とフレームワークに基づいて、日本の企業がトランジション計画を策定するにあたり取り入れるべき要素を特定したもので、国際資本市場協会(ICMA)のテーマ別ガイドラインや...