「第10回二国間クレジット制度(JCM)パートナー国会合」の運営を支援しました

2024年11月18日
お知らせ

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES=アイジェス)が事務局を務めるパリ協定6条実施パートナーシップ(Paris Agreement Article 6 Implementation Partnership: A6IP)センターは、アゼルバイジャン共和国・バクーで開催された国連気候変動枠組条約(UNFCCC)第29回締約国会議(COP29)のジャパン・パビリオンにて2024年11月18日に環境省が主催した「第10回二国間クレジット制度(JCM)パートナー国会合」の運営を支援しました。

本会合には、JCMを構築している17カ国の代表者および浅尾慶一郎日本国環境大臣が出席し、パートナー国との連携の下でこれまで250件以上の脱炭素プロジェクトが形成されたことを共有しました。また、参加者からは、各国の取り組みや今後の協力に対する期待が述べられました。

A6IPセンターでは、今後も環境省と共に、JCMを含む様々な取り組みをパリ協定6条に基づいて実施できるように世界各国への展開を進めていきます。

【会合概要】

場所:COP29ジャパン・パビリオン、アゼルバイジャン共和国・バクー
日時:2024年11月18日 17:30~18:45(現地時間)

【主な出席者】

日本国浅尾 環境大臣
パラオ共和国ウィップス大統領
モンゴル国オドントゥヤ環境・気候変動大臣
モルドバ共和国ラザレンク環境大臣
カザフスタン共和国オシュルバエフ エコロジー・天然資源副大臣
ウクライナユヒムチュク環境保護・天然資源副大臣
モルディブ共和国シャリーフ気候変動特使
インドネシア共和国デワンティ環境・林業省気候変動総局長
アゼルバイジャン共和国ムタリモフ・エコロジー・天然資源省環境政策局長
スリランカ民主社会主義共和国ジャヤスンガ環境省次官補
タイ王国ニティポン・タイ温室効果ガス管理機構事務局長代行
ベトナム社会主義共和国タン天然資源環境省気候変動局次長

※この他、エチオピア連邦民主共和国、ケニア共和国、ラオス人民民主共和国、カンボジア王国、パプアニューギニア独立国、キルギス共和国が参加。

【本件に関するお問い合わせ】

パリ協定6条実施パートナーシップ(A6IP)センター
Email: [email protected] 


「パリ協定6条実施パートナーシップ(A6IP)センター」について

2022年のCOP27において、日本の環境省が主導してパリ協定6条に関する能力構築を支援するA6IPを立ち上げました。また、2023年4月のG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合を機に、6条に基づく質の高い炭素市場の早期かつ着実な構築に向けて、各国政府関係者および関係事業者等の体制整備や能力構築の促進を目的としてA6IPセンターが設立され、IGESがその事務局を務めています。2025年3月現在、86カ国、200以上の機関がパートナーシップに参加しています。A6IPセンターでは今後、COP29/CMA6で採択された最新のルールに基づき、UNFCCC事務局や世界銀行といった国際機関等と連携し、各国のニーズに応じた能力構築支援をより強化していきます。