IPCC 第56回総会と第6次評価報告書

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書(AR6)は、第5次評価報告書と同様に5~7年をかけて作成されることが2015年に決定され、2017年にアウトラインが承認されました。その後2018年~2019年にかけて3つの特別報告書が公表され、2021年8月に第1作業部会(WG1)報告書、2022年2月に第2作業部会(WG2)報告書がそれぞれ公表されました。9月にはAR6統合報告書が公表される予定です。このページではIGESからも複数の研究員が執筆に関わり、今年4月に公表された第3作業部会(WG3)報告書についての解説や関連出版物をご紹介します。

第6次評価報告書 第3作業部会報告書 解説ウェビナーシリーズ

過去のイベント
気候変動ウェビナーシリーズ

「IPCC第6次評価報告書解説その① 第3作業部会報告書 概要編」

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第56回総会及び第3作業部会(WG3)の会合が3月21日(月)から4月4日(月)に開催され、第6次評価報告書(AR6)WG3報告書の政策決定者向け要約(SPM)と報告書本体が承認されました。昨年のCOP26でも強調されたように、現在各国が掲げている国別削減目標(NDC)を達成しても、1.5℃どころか2℃目標にすら到達できません。今回のWG3報告書はこれに対し、社会変容を含む、早急かつ劇的なシステムの変革が不可欠であると強い言葉で示しました。さらに...
過去のイベント
気候変動ウェビナーシリーズ

IPCC第6次評価報告書解説その② 第3作業部会報告書 SPM編

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第56回総会およ第3作業部会(WG3)の会合が3月21日(月)から4月4日(月)に開催され、第6次評価報告書(AR6)WG3報告書の政策決定者向け要約(SPM)と報告書本体が承認されました。昨年の気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)でも強調されたように、現在各国が掲げている国別削減目標(NDC)を達成しても、1.5℃どころか2℃目標にすら到達できません。今回のWG3報告書はこれに対し、社会変容を含む、早急かつ劇的なシステムの変革が不可欠であると
過去のイベント
気候変動ウェビナーシリーズ

IPCC第6次評価報告書解説その③ 第3作業部会報告書 各論編17章

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第56回総会および第3作業部会(WG3)の会合が3月21日(月)から4月4日(月)に開催され、第6次評価報告書(AR6)WG3報告書の政策決定者向け要約(SPM)と報告書本体が承認されました。昨年の気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)でも強調されたように、現在各国が掲げている国別削減目標(NDC)を達成しても、1.5℃どころか2℃目標にすら到達できません。今回のWG3報告書はこれに対し、社会変容を含む、早急かつ劇的なシステムの変革が不可欠である
過去のイベント
気候変動ウェビナーシリーズ

IPCC第6次評価報告書解説その④ 第3作業部会報告書 各論編5章

このWG3報告書解説の4回目となる今回は、第5章「気候変動緩和における需要・サービス・社会的側面」について、消費サイドからの緩和に対するアプローチを研究している渡部厚志研究員が解説。温室効果ガスの大部分は家庭の需要を満たす製品やサービスの生産、流通、使用、廃棄などのプロセスで発生するため、消費パターンの大胆な変革が不可欠です。一方、多くの社会では需要を増やす必要があります。例えば世界の人々の1/3は、日々の暮らしに必要なエネルギーを確保することも困難な状況にあります。誰もが「まっとうな生活

関連プロジェクト

プロジェクト
Updated: 2022年7月

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)特集

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)に関する情報をまとめた特集ページです。IGESはIPCCのインベントリタスクフォースを技術的に支援している他、複数の研究者が報告書の執筆にも関わっています。このページではそうして得られた知見をもとに、各報告書のサマリーの翻訳や、関連資料、解説記事や執筆者インタビューなどを発信していきます。
プロジェクト
Updated: 2024年10月

UNFCCC COP 特集

国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)と、その補助期間会合(SB)に関する情報のまとめページです。毎年開催されるCOPについて、IGESからの提言、IGESオリジナルの解説記事、交渉の様子や現地で行われるイベント情報、重要レポートや決議文書の翻訳・解説などをお届けします。 2011年のCOP17以降の記事をご覧いただけます。
プロジェクト
Updated: 2024年10月

気候変動ウェビナーシリーズ

昨年10月末の菅首相による「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」との発表を受け、企業・自治体などの動きが加速しています。国外においても、米国、EU、中国、韓国など多くの国がカーボンニュートラルを発表するなど動きが活発化しています。こうした状況を受け、2021年のCOP26はパリ協定が採択されたCOP21以降、もっとも注目されるCOPとなる見込みです...

関連スタッフ