2023年6月7日(水) 14:00-15:00
5月20日に発表されたG7広島首脳コミュニケでは、1.5℃目標実現に向けたG7としての新規かつ具体的な目標・行動は盛り込まれなかった一方で、温室効果ガスの2050年正味ゼロ排出に向けた「多様な道筋」が強調されました。確かに、多様な道筋は存在しますが、1.5℃目標と整合する道筋として選択しうる幅は非常に狭いということをしっかりと理解することが不可欠となります。他方、生物多様性に関してはG7が昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施において世界的な取り組みを主導する意思が示され、その一環として、ネイチャーポジティブ経済の実現に向けた企業活動や情報共有を推進するための「G7 ネイチャーポジティブ経済アライアンス」が設立されました。資源効率性・循環経済に関しては、企業の自主的な循環経済イニシアチブ構築を奨励することを目的に日本が提唱し、G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合で採択された共通指針「循環経済・資源効率性原則(CEREP)」への支持が表明されました。本ウェビナーでは、IGES研究員がG7広島首脳コミュニケを気候変動とエネルギー、生物多様性、資源効率性・循環経済の視点から読み解き、今後の展望や課題について解説しました。
イベントの詳細
日時
2023年6月7日(水) 14:00-15:00
会場
オンライン
使用言語
日本語 / 英語(同時通訳付)
(Simultaneous interpretation)
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