2020年10月、菅総理大臣は所信表明演説で「2050年ネット・ゼロ排出」を宣言しました。2050年に目標が据えられた今、議論は「どのように達成するのか」という点に集約されつつあります。IGESは、今年6月に発表した「ネット・ゼロという世界 2050年日本(試案)」の中でネット・ゼロ排出への道筋や可能性を示しました。本セミナーでは、本レポートの解説と、ネット・ゼロの世界に向けて動き出しつつある各国の状況を、Energy Policy Trackerおよび今年9月に小泉環境大臣の主導のもとIGESの協力で公開されたPlatform for Redesign 2020に寄せられた情報を元に報告します。さらに、COPが延期になった今年、主な気候変動問題を取り巻く国際動向として、11月のNovember Dialogue、12月の気候野心サミットについてもご報告いたします。
イベントの詳細
発表資料
14:00- | 開会 | ||
14:05-14:25 | 「ネット・ゼロという世界2050年日本(試案)」ーネット・ゼロ達成に必要な技術革新、社会変革について IGES 戦略的定量分析センター 研究員 栗山 昭久 |
PDF(3.0MB) | |
14:25-14:45 | 世界は脱炭素社会に向かっているのかーEnergy Policy Tracker, Platform for Redesign 2020で見る世界の現状 IGES 戦略マネージメントオフィス プリンシパルコーディネーター 小嶋 公史 |
PDF(1.1MB) | |
14:45-15:05 | 気候変動国際交渉プロセスの動向 ~2020年の振返りと2021年の行方~ IGES 気候変動とエネルギー領域 プログラムマネージャー 高橋 健太郎 |
PDF(1.0MB) | |
15:05-15:30 | 質疑応答 |
関連出版物
関連リンク
地球環境課題と国際動向解説シリーズ
報道関係者向け説明会「地球環境課題と国際動向解説シリーズ」は、2019年からIGESが始めた取り組みで、ますます複雑化し、なおかつ緊急性を増す様々な地球環境課題について、IGESの研究成果をもとに解説するものです。説明会そのものは報道関係者限定での実施になりますが、今後は、説明会終了後に発表資料と動画の一部を公開していきます。
Platform for redesign 2020
See how non-state actors are supporting and accelerating national and global efforts toward a sustainable and resilient recovery from COVID-19.
Energy Policy Tracker
Are we building back better? Track climate and energy focused analysis of COVID-19 recovery packages, looking at support for fossil fuels and clean energy.