E-newsletter (日本語版) | 2023年7月7日発行

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2023年7月7日発行

持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF2023)特集ページ公開
お知らせ
「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF2023)」特集ページを公開
国連が毎年開催する「持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム(HLPF)」は、持続可能な開発目標(SDGs)を含む「持続可能な開発のための2030アジェンダ」のフォローアップとレビューを目的としています。7月10日~19日に行われるHLPF2023では、「新型コロナウイルス(COVID-19)からの回復を加速し、あらゆるレベルにおいて持続可能な開発のための2030アジェンダを完全に実施する」をテーマに議論が行われます。 ゴール6(安全な水とトイレを世界中に)、ゴール7(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)、ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)、ゴール11(住み続けられるまちづくりを)、ゴール17(パートナーシップで目標を達成しよう)に関するレビューが行われるほか、40の国と地域がSDGsの進捗を報告する自発的国家レビュー(VNRs)を提出・発表します。本特集ページでは、IGESのHLPF2023関連イベント・出版物等を紹介します。

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「VLR Lab」 にSDGs自治体報告書を追加
IGESは、世界の自治体のSDGs達成に向けた取り組みを総合的に紹介するオンラインプラットフォーム「VLR Lab」を運営しています。VLR(Voluntary Local Review、自発的自治体レビュー)とは、自治体がSDGsへの取り組み状況を自主的に検証し、その結果を他の自治体と比較可能な報告書として公表する国際的な取り組みです。タンペレ(フィンランド)、バルセロナ(スペイン)、ヘント(ベルギー)、シュトゥットガルト(ドイツ)、グラッドサクセ(デンマーク)の5つの自治体のレポートを新たに公開しています。

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これからのイベント
気候変動ウェビナー「トランジション・ファイナンスの最新動向」(7月21日)
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、企業の脱炭素への取り組みを支援する「トランジション・ファイナンス」が注目されています。企業の脱炭素化を推進するためには、1.5℃目標と整合する「トランジション戦略の妥当性」を担保し、トランジション・ファイナンスの信頼性を確保することが必要です。世界では、2023年6月に国際資本市場協会(ICMA)がその指針となる「クライメート・トランジション・ファイナンス・ハンドブック(ICMAハンドブック)」を改訂しました。国内では、2023年2月に「GX実現に向けた基本方針」が閣議決定され、5月に「GX推進法」が成立しました。これにより、脱炭素への取り組みを早期に実行する方針が示され、 年内には民間投資を促進するために「GX経済移行債」が予定されるなど、経済産業省を中心にトランジション・ファイナンスに関する取り組みが進められています。一方、「GX実現に向けた基本方針」で重視される技術は、2030年以降に導入が見込まれるものが中心です。1.5℃目標の達成を左右する「決定的な10年」における具体的な排出削減につながる行動や取り組みとしては不十分であり、政策が目標とのギャップを抱えていることが指摘されています。このような背景を踏まえて、本ウェビナーでは、ICMAハンドブック改訂の内容を含む国内外のトランジション・ファイナンス市場の動向について紹介し、信頼性の高いトランジション・ファイナンスの拡大に向けた議論を深めます。

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「トランジション計画 - ベストプラクティスの概要」(7月27日)
気候変動による異常気象や気象災害のリスクはますます深刻化しており、気候危機への対策が急務となっています。特に温室効果ガス(GHG)の排出量の多い国や事業体は、より野心的な行動を起こし、排出量の管理と適応を重視した、新たな道筋を計画・実行することが求められています。近年登場したトランジション(移行)の概念は、国や企業が、現在のGHG排出量をパリ協定の目標達成に整合する水準まで減らすために行う変化を指しています。トランジション計画は、このトランジションをどのように実現するかを示すもので、 トランジションを実行する発行体側とトランジションをファイナンスする投資家側の対話と理解を促進し、信頼を醸成するものでもあります。本ウェビナーでは、日本のトランジションボンド(債権)の特徴と、既存産業セクターにおけるトランジション計画について解説し、現在の高いGHG排出量からパリ協定の目標達成に向けて、より信頼性が高く、野心的なトランジションを促進する機会を探ります。

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IGES日本語で読むシリーズ解説ウェビナー「森林宣言評価:我々は2030年に森林の世界目標を達成できるか?」(8月22日)
IGESでは、国際社会で注目を集める環境・持続可能性に関する主要報告書をタイムリーに翻訳し、特集ページ「IGES日本語で読むシリーズ - 世界の環境関連の重要文書を日本語でチェック!」で紹介しています。これらの報告書の内容をコンパクトに説明する「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナーの第3回は、森林宣言アセスメントパートナーズが2022年に発表した報告書「Forest Declaration Assessment: Are we on track for 2030?(森林宣言評価:我々は 2030 年に森林の世界目標を達成できるか?)」を取り上げます。 2014年の国連気候サミットで採択された「森林に関するニューヨーク宣言(NYDF)」や2021年の国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)で発表された「森林と土地利用に関するグラスゴー首脳宣言」など、2030年までに森林減少・劣化をゼロにするという世界目標への進捗を評価するものです。報告書は、目標達成への進捗が不十分であることを明らかにする一方、持続可能な生産と開発、資金、ガバナンスの観点から、政府・企業・市民が早急に取り組むべき具体的な課題・施策を示しています。ウェビナーでは、報告書のサマリーを翻訳したIGES研究員が内容を解説するほか、私たちの生活との関連や日本社会への示唆について議論を深めます。

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過去のイベント(発表資料・動画公開中)
公開ウェビナー「欧州の気候市民会議からの学び ~気候市民会議の効果的な地方展開をめざして~」
気候市民会議は、この3年ほどの間に欧州で実施されてきた新たな試みです。日本では、札幌市や川崎市での試行的な取り組みに続き、昨年度には武蔵野市や所沢市で自治体主催による本格的な気候市民会議が行われました。6月26日に開催した本ウェビナーでは、欧州の事例から得られた知見と実践的なガイダンスをまとめたIGESの研究報告書を紹介するとともに、欧州と日本との違いを分析しながら、今後の日本における気候市民会議の実施に向けた課題や展望について議論を深めました。

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気候変動ウェビナー「IGESの視点:G7広島サミットの結果について」
G7広島サミットの成果をまとめたG7広島首脳コミュニケでは、温室効果ガスの2050年正味ゼロ排出に向けた「多様な道筋」が強調された一方で、1.5℃目標実現に向けたG7としての新規かつ具体的な目標・行動は盛り込まれませんでした。他方、生物多様性に関しては、G7が昆明・モントリオール生物多様性枠組の実施において世界的な取り組みを主導する意思が示され、その一環として、ネイチャーポジティブ経済の実現に向けた企業活動や情報共有を推進するための「G7 ネイチャーポジティブ経済アライアンス」が設立されました。 資源効率性・循環経済に関しては、企業の自主的な循環経済イニシアチブ構築を奨励することを目的に日本が提唱し、G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合で採択された共通指針「循環経済・資源効率性原則(CEREP)」への支持が表明されました。6月7日に開催した本ウェビナーでは、IGES研究員がG7広島首脳コミュニケを気候変動とエネルギー、生物多様性、資源効率性・循環経済の視点から読み解き、今後の展望や課題について解説しました。

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新刊出版物
コメンタリー
Does the Global Biodiversity Framework Give Due Consideration to Market Mechanisms?昆明・モントリオール生物多様性枠組は、市場メカニズムに十分配慮しているか?)」(Mongabay)
André MADER; Kayleigh CRABB

ディスカッションペーパー
「欧州気候市民会議調査報告書~気候市民会議の効果的な地方展開をめざして~」
森 秀行; 浅川 賢司; コダケ・アディティ; 石川 智子; 矢野 さやか

ワーキングペーパー
「Measuring Capacity Progress in Climate Transparency. A Framework to Inform Future Work」
Molly WHITE; Lisa HANLE; Sumit PRASAD; Chisa UMEMIYA

翻訳
森林宣言アセスメントパートナーズ「森林宣言評価. 我々は2030年に森林の世界目標を達成できるか?要約」

ブリーフィングノート
「Partnership to Reduce Plastic Use in the Tourism Sector in Galle, Sri Lanka」
Premakumara Jagath DICKELLA GAMARALALAGE; Matthew HENGESBAUGH; Amila ABEYNAYAKA; Miki INOUE; Tharanga Liyana Arachchi; Prathini Samaradiwakara; Chathura Welivitiya; Nadeeka Amarasinghe; Dilshani Dinushika; Lahiru Maduranga; Krishantha Buddhika Somaratne; Thakshila Kumari; Hansi Sadu Tharaka; Chamoth Teran

査読付論文
「Uncovering the Hydro-meteorological Drivers Responsible for Forest Fires Utilizing Geospatial Techniques」(Theoretical and Applied Climatology)
Saurabh Kumar GUPTA; Shruti KANGA; Gowhar MERAJ; Pankaj KUMAR; Suraj Kumar SINGH

「Assessing the Impact of the 2004 Indian Ocean Tsunami on South Andaman’s Coastal Shoreline: A Geospatial Analysis of Erosion and Accretion Patterns」(Journal of Marine Science and Engineering)
Saurabh SINGH; Suraj Kumar SINGH; Deepak Kumar PRAJAPAT; Vikas PANDEY; Shruti KANGA; Pankaj KUMAR; Gowhar MERAJ

「Hydrogeochemistry, Geothermometry, and Sourcing of High Dissolved Boron, Tungsten, and Chlorine Concentrations in the Trans-Himalayan Hotsprings of Ladakh, India」(Hydrology)
Arif H ANSARI; Veeru Kant SINGH; Pankaj KUMAR; Mukund SHARMA; Anupam SHARMA; Satyakam PATNAIK; Gurumurthy P. GUNDIGA; Ishwar Chandra RAHI; Mohammad Arif ANSARI; AL RAMANATHAN

メディア掲載
気候変動とエネルギー領域の津久井あきびプログラムマネージャーのインタビュー記事が東京新聞、東京新聞(夕刊)、熊本日日新聞、中部経済新聞、静岡新聞、四国新聞、中国新聞に掲載されました。
6月1日「世界の温暖化対策初評価へ CO2削減数値目標 気温上昇1.5度抑制へ注目」(東京新聞他 / web掲載なし)

6月10日「世界の温暖化対策初評価へ/パリ協定、5年の節目/削減目標上積みどう迫る」(中部経済新聞他 / 有料会員限定記事)

サステイナビリティ統合センターの天沼伸恵副ディレクターのインタビュー記事が朝日新聞デジタルに掲載されました。
6月13日「若い世代と女性の国会議員 多いほどSDGsを達成 遅れる日本」(有料会員限定記事)

採用情報
採用者決定次第終了
・パリ協定6条実施パートナーシップセンター事務局 プログラムマネージャー、研究員 若干名

・戦略マネージメントオフィス(ナレッジコミュニケーション) マーケティング・コミュニケーションズ スペシャリスト 1名

・戦略マネージメントオフィス (ナレッジコミュニケーション)プログラムコーディネーター(非常勤職員)1名

・戦略マネージメントオフィス(計画と管理)会計担当マネージャー 1名


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