気候変動による異常気象や気象災害のリスクはますます深刻化しており、気候危機への対策が急務となっています。特に温室効果ガス(GHG)の排出量の多い国や事業体は、より野心的な行動を起こし、排出量の管理と適応を重視した、新たな道筋を計画・実行することが求められています。
近年登場したトランジション(移行)の概念は、国や企業が、現在のGHG排出量をパリ協定の目標達成に整合する水準まで減らすために行う変化を指しています。トランジション計画は、このトランジションをどのように実現するかを示すもので、トランジションを実行する発行体側とトランジションをファイナンスする投資家側の対話と理解を促進し、信頼を醸成するものでもあります。
日本では、政府や民間企業によるトランジションへの取り組みが積極的に進められてきました。本ウェビナーでは、日本のトランジションボンド(債券)の特徴と、既存産業セクターにおけるトランジション計画について、Climate Bonds Initiativeが提案するトランジション計画評価の5つの視点(The Five Hallmarks of a Credibly Transitioning Company)やセクター別クライテリア(Sector Criteria)を用いて解説し、現在の高いGHG排出量からパリ協定の目標達成に向けて、より信頼性が高く、野心的なトランジションを促進する機会を探りました。
対象者
本ウェビナーは、サステナブルファイナンスに関する一定のご関心を持ち、債券市場について基礎的な知識を有する方々を対象として想定しています。トランジションとサステナブルファイナンスに関する知見を深めることを目的とする方々に向けた内容です。
ウェビナーの形式と概要
・ウェビナー形式:1.5時間のオンラインセミナー(マイクロソフト・Teamsによるライブ・バーチャル)
16:00-17:00 プレゼンテーション
17:00-17:30 質疑応答
・スピーカー:気候ファイナンスの専門家によるプレゼンテーションを提供予定です。
・教材:参加者には、ウェビナー資料を英語並びに日本語で提供予定です。
・言語:ウェビナーは英語で実施されますが、日本語同時通訳が提供されます。
イベントの詳細
オンライン(Microsoft Teams)
クライメート・ボンド・イニシアティブ研修チーム
[email protected]
発表資料
トランジション計画 ー ベストプラクティスの概要 |
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16:00 - 17:00 |
サビーヌ・ローラン
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Climate Bonds Initiative シニア・アナリスト
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マシュー・マクゲオック
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Climate Bonds Initiative トランジション・アナリスト
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17:00 - 17:30 | 質疑応答 |