IPCC 第48回総会と1.5℃特別報告書

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、第6次評価報告書の作成プロセスにおいて、2018年から2019年にかけて、3つの特別報告書を公表しました。このページでは2018年10月に公表された後、パリ協定の2℃目標からさらに野心を引き上げ、世界各国が1.5℃を目標とするきっかけとなった「1.5℃特別報告書」について、様々な分析や関連資料、執筆者インタビューをまとめたハンドブックや解説資料などをご紹介します。


ポリシーレポート

本ハンドブックは、IGESの研究活動ならびに関係機関からの協力をもとに、「IPCC1.5℃特別報告書」およびその「政策決定者向け要約(SPM)」に関する最新の知見を取りまとめたものです。様々な角度からの分析・関連資料を掲載しており、同報告書の総合的な理解に資する内容となっています。

著者インタビュー

IPCC1.5℃特別報告書の著者の方々にインタビューを行い、報告書の意義、重要なメッセージ、将来の気候変動政策や対策への影響、そして次のステップについてお聞きしました。今回お話を伺ったのは、Jim Skea氏, Henri Waisman氏, Jean-Charles氏, Hourcade, Kejun Jiang氏, 肱岡 靖明氏, Joyashree Roy氏, P.R. Shukla氏の7名です。

(聞き手:IGESシニアリサーチアドバイザー 甲斐沼 美紀子

「敗者を出さないことが重要」

Kejun Jiang 1.5℃特別報告書 第2章統括執筆責任者/調整役代表執筆者

「既存の技術・ビジネスモデルの先を行く革新こそが不可欠」

Joyashree Roy 1.5℃特別報告書 第5章統括執筆責任者/調整役代表執筆者

「低炭素投資を促す金融政策が不可欠」

Jean-Charles Hourcade 1.5℃特別報告書 第4章主執筆者

「0.5℃の差は意外と大きい」

肱岡 靖明 1.5℃特別報告書 第3章主執筆者

「世界の連携を強化することが重要」

P.R. Shukla 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第三作業部会共同議長

「意欲的(野心的)な気候目標の達成はまだ可能、だが不断の努力が必要」

Henri Waisman 1.5℃特別報告書 第5章統括執筆責任者/調整役代表執筆者

「1.5℃に気温上昇を抑えるためには、この10年が正念場」

Jim Skea 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第三作業部会共同議長

Special Report on Global Warming of 1.5°C

Special Report on Global Warming of 1.5°C
Japanese from IPCC

IPCC1.5℃レポート解説動画

IPCC 1.5°C 特別報告書

ENBサマリー翻訳

International Institute for Sustainable Development(IISD)が発行する交渉レポートEarth Negotiations Bulletin(ENB)の一部を、IGESは、地球産業文化研究所(GISPRI)と共同で翻訳し、2018年10月1-6日、韓国のIncheonで開催された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第48回会合のサマリーを掲載しています。
※ 和訳はGISPRI、英語原文はInternational Institute for Sustainable Development(IISD)のウェブサイトへそれぞれリンクしてます。

 

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