アジア透明性ワークショップ（オンライン開催）

イギリス・グラスゴーで開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議（COP26）では、強化された透明性枠組み（ETF）やパリ協定第6条に関する詳細なルールを含む、パリ協定ルールブックが完成しました。ETFでは、パリ協定第13条に基づき、各締約国は、隔年透明性報告書（BTR）を通じて、国が決定する目標（NDC）の実施と達成における進捗状況について定期的に情報を提供することが義務付けられています。また、パリ協定第6条は、各締約国に対し、BTRを含む様々な形式の報告を通じて、協力的アプローチへの参加に関連する詳細な情報を報告することを求めています。

環境省の支援を受け、公益財団法人地球環境戦略研究機関（IGES）はUNFCCC-IGES地域協力センター及びUNEP DTU Partnershipとの協力の下、2021年12月13日～14日に、オンラインで「アジア透明性ワークショップ」を開催しました。2日間のワークショップには、11カ国（バングラデシュ、ブータン、カンボジア、インドネシア、日本、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、シンガポール、スリランカ、タイ）の国別報告書（NC）・隔年報告書（BUR）の報告担当者、パリ協定第6条の下での協力的アプローチの実施・報告担当者、及び国際機関の専門家など、約58人が出席しました。

同ワークショップでは、BTR作成に向けて以下の点を議論しました。： a) BTR を含む ETF 及び第6条に関する COP26における決定b) 第13条に基づく緩和行動の報告及び 第6条2項に基づく報告に関する相互学習プログラム。

同ワークショップのアジェンダ及びプレゼンテーション資料（英語）は、本ページからダウンロード可能です。