国際応用システム分析研究所(IIASA)日本委員会

過去のイベント
日本-IIASAジョイントセミナー in 横浜

日本の経験は、IPCC気候変動と都市報告書にどのように貢献できるか?

気候変動対策の推進において都市の果たす役割の重要性に鑑み、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は第7次評価サイクルにおいて、2027年までに「気候変動と都市に関する特別報告書」を作成することを決定しました。 日本は、かねてより気候変動対策の推進にあたり、地方自治体の役割に着目し、脱炭素先行地域の選定や国際協力の観点から都市間連携事業を展開してきました。こうした先進的な取り組みの経験を踏まえ、環境省は、国際応用システム分析研究所(IIASA)と連携して、「気候変動と都市に関する特別報告書...
過去のイベント
国際シンポジウム

IPCC第7次評価サイクルへの日本の貢献と「気候変動と都市」に関するIIASAとの連携

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、2023年から2028年までの予定でIPCC第7次評価報告書(AR7)を作成します。その中で、気候変動が都市に及ぼす影響や、都市特有の緩和・適応の課題・機会に対する関心の高まりを受けて、「気候変動と都市」に関する特別報告書を作成することが決定されています。環境省では、IPCC第7次評価サイクルへの日本の貢献を強化する一環として、「気候変動と都市」特別報告書に重要な知見を提供することを目的として、国際応用システム分析研究所(IIASA)と都市の変容に関す
 
その他の活動記録
2023年12月1日

COP28 Japan Pavilion サイドイベント
IIASA-JAPAN 都市に関する合同PJ

設立の背景

国際応用システム分析研究所(IIASA: International Institute for Applied Systems Analysis)は、1972年10月、東西冷戦下において、成熟社会に共通する諸課題を研究するために、東西両陣営の主要国がその政治的立場を離れ、同等の参加を目指した非政府ベースの国際研究所として設立されました。
その後東西緊張が解消した後には、地球規模の諸課題の解決に資するシステム分析を中心とする研究を展開し、これまでノーベル賞受賞者を輩出している他、IPCCのリード・オーサー等をつとめる専門家を擁する世界有数の国際研究所として活躍しているところです。また近年特に新興国の加盟に伴い、東西問題から南北問題(貧困、食糧、公平性など)に重点がシフトしつつあることが注目されます。

加盟国・加盟地域

米国、ロシア、日本、英国、ドイツ、オーストリア、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、中国、インド、韓国、イスラエル、エジプト、ベトナム、ウクライナ、スロバキア、イラン(計18ケ国)、サブサハラアフリカ地域(1地域、参加国はボツワナ、 ブルキナファソ、コートジボワール、エチオピア、ガーナ、ケニア、マラウィ、ナミビア、ナイジェリア、モザンビーク、ルワンダ、セネガル、南アフリカ、タンザニア、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエの計17か国)

研究活動

IIASAは、システム分析手法を応用し、人間による環境への影響を減らし、自然・社会経済システムの回復力を高め、持続可能な開発目標の達成を支援するためことを目的とする国際研究機関です。研究プログラムやイニシアティブを通じて、一国や一学問分野では解決できないような大規模かつ複雑な問題について、政策志向の研究を行っています。

現在、次の6つの研究プログラムで構成されています。

研究プログラム

  • 先進的システム分析(ASA)
  • 生物多様性・自然資源(BNR)
  • エネルギー・気候・環境(ECE)
  • 人口・公正な社会(POPJUS)
  • 経済フロンティア(EF)
  • 戦略イニシアチブ(SI)

次世代能力開発

1977年より「若手研究者夏季プログラム」(Young Scientists Summer Program: YSSP)を実施しています。YSSPは毎年6月から3ケ月間IIASA本部にて各国から推薦を受けた若手研究者(博士課程の学生)約50名を受入れ、IIASAの研究スタッフの指導の下、各自の研究活動を推進します。
詳しくはこちら: https://iiasa.ac.at/early-career/yssp

研究所組織

理事会IIASAの最高意思決定機関で、各加盟国組織(National Member Organization: NMO)・加盟地域組織(Regional Member Organization: RMO)の代表者から構成、常会は年2回開催。
現在の議長は竹本和彦日本代表理事。理事会の中に、4つの委員会(執行、財政・リスク・監査、メンバーシップ、プログラム・能力開発)が設けられている。
所長Prof. Hans Joachim Schellnhuber
職員研究者566名(ゲスト研究員を含む)(2024年 IIASA年報)
財政基盤年間予算規模約3,200万ユーロ(2024年実績)。活動資金は、各加盟国組織が支払う拠出金(合計約11,430万ユーロ(2024年実績)と委託事業費及び寄付金から構成。

IIASA日本委員会

日本では、1972年(昭和47年)のIIASA設立と同時に、学識経験者によりIIASA日本委員会が組織され、当委員会が日本を代表してIIASAに参加し、IIASAの運営、発展に協力してきました。

現在、当委員会は、竹本 和彦 海外環境協力センター 理事長を委員長、IIASA日本代表理事とした、委員計9名で構成されています。

日本委員会委員(2026年5⽉19⽇現在)

委員長竹本 和彦(日本代表理事)海外環境協力センター 理事長
委員沖 大幹東京大学大学院工学系研究科 教授
 ⼩野 洋地球環境戦略研究機関所⻑
 甲斐沼 美紀子地球環境戦略研究機関 研究顧問
 三枝 信⼦国⽴環境研究所 理事
 橋本 禅東京⼤学⼤学院農学⽣命科学研究科 教授
 福士 謙介東京⼤学未来ビジョン研究センター センター長
 森田 香菜子慶應義塾大学経済学部 教授
 山地 憲治地球環境産業技術研究機構(RITE) 理事長
オブザーバー環境省
事務局IIASA日本委員会事務局 (地球環境戦略研究機関内)〒240-0115神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
[email protected]

2025年度 Young Scientists Summer Program (YSSP) について

YSSP(Young Scientists Summer Program: 若手研究者夏季プログラム)は、 IIASAにより毎年6月から8月の3ヶ月間実施される若手研究者のためのプログラムです。本プログラムは、IIASAで進行中の研究と互換性のあるテーマに取り組んでいる博士課程の学生を対象とし、参加者は、学術的かつ国際的な研究環境の中で、IIASAの経験豊富な科学者の直接指導を受けることが出来ます。また、将来の共同研究にIIASAの世界的なネットワークを活用する機会も得られます。

プログラム分野

2027年のYSSP(プログラム実施機関︓2027年6⽉1⽇-8⽉31⽇)の募集は、2026年10⽉から2027年1⽉に実施予定です。

 

IIASA日本委員会支援制度について

IIASA日本委員会では、IIASA(オーストリア・ウィーン)で実施されるYSSPに参加する日本人を対象として、渡航費用の一部を支援する制度を設けています。

本制度は、IIASAから提供される最終選考に残ったYSSP参加希望者の情報に基づき、支給の可否の決定等を行いますので、IIASA日本委員会に申請を行う必要はありません。

お問い合わせ

IIASA日本委員会事務局
公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES) 都市タスクフォース
〒240-0115神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
[email protected]