国際応用システム分析研究所(IIASA)日本委員会
(IIASA: International Institute for Applied Systems Analysis)

新着情報
活動報告:
設立の背景

国際応用システム分析研究所(IIASA: International Institute for Applied Systems Analysis)は、1972年10月、東西冷戦下において、成熟社会に共通する諸課題を研究するために、東西両陣営の主要国がその政治的立場を離れ、同等の参加を目指した非政府ベースの国際研究所として設立されました。

その後東西緊張が解消した後には、地球規模の諸課題の解決に資するシステム分析を中心とする研究を展開し、これまでノーベル賞受賞者を輩出している他、IPCCのリード・オーサー等をつとめる専門家を擁する世界有数の国際研究所として活躍しているところです。また近年特に新興国の加盟に伴い、東西問題から南北問題(貧困、食糧、公平性など)に重点がシフトしつつあることが注目されます。

加盟国

米国、ロシア、日本、ドイツ、オランダ、オーストリア、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ウクライナ、インド、中国、韓国、南アフリカ、エジプト、パキスタン、ブラジル、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、ベトナム、インドネシア、メキシコ、英国、イラン(計24ケ国)

(2017年9月現在)

研究活動

IIASAは、社会の持続可能性及び地球規模の変動が及ぼす影響について、環境、経済、技術及び社会発展等の多様な側面から分析するとともに、人間と環境の相互作用過程について、探求しています。また、各国からさまざまな研究者が集い、最新の応用システム分析手法に基づいて政策決定者、学会の双方に対し科学的洞察を提供しています。

現在、次の3つの主要課題について、9つの研究プロジェクトを推進しています。

主要課題
エネルギーと気候変動
水と食糧
貧困と公平性
研究プロジェクト
システム分析
生態系サービス
エネルギー
生態学と社会の発展
大気と温暖化ガス
新技術への移行
リスクとレジリエンス
世界人口
次世代能力開発

1977年より「若手研究者夏季プログラム」(Young Scientists Summer Program: YSSP)を実施しています。YSSPは毎年6月から3ケ月間IIASA本部にて各国から推薦を受けた若手研究者(博士課程の学生)約50名を受入れ、IIASAの研究スタッフの指導の下、各自の研究活動を推進します。2017年は28ケ国から52名が参加しています。
詳しくはこちら: http://www.iiasa.ac.at/web/home/education/yssp/about.html

研究所組織
  1. 理事会:IIASAの最高意思決定機関で、各加盟国組織(National Member Organization: NMO)の代表者から構成、常会は年2回開催。現在の議長は、米国。理事会の中に、4つの委員会(執行、財政、メンバー、プログラム)が設けられている。
  2. 所長: Dr. Pavel Kabat
  3. 職員: 研究者348名(内フルタイム210名)(2016年)
  4. 財政基盤: 年間予算規模約2,300万ユーロ(2016年実績)。活動資金は、各加盟国組織が支払う拠出金(合計約1,240万ユーロ:2016年実績)と委託事業費及び寄付金から構成。
IIASA日本委員会

日本では、1972年(昭和47年)のIIASA設立と同時に、学識経験者によりIIASA日本委員会が組織され、当委員会が日本を代表してIIASAに参加し、IIASAの運営、発展に協力してきました。現在、当委員会は、茅 陽一(公財)地球環境産業技術研究機構理事長を委員長とし、竹本 和彦 国連大学サステイナビリティ高等研究所 所長をIIASA日本代表理事とした、委員計10名で構成されています。

日本委員会委員 (2017年10月1日現在)
委員長 茅 陽一 東京大学名誉教授/(公財)地球環境産業技術研究機構  理事長
委員 秋元 肇 (独)国立環境研究所 社会環境システム研究センター 客員研究員
  沖 大幹 国連大学 上級副学長/ 東京大学 生産技術研究所 教授
  甲斐沼 美紀子 (公財)地球環境戦略研究機関 研究顧問
  武内 和彦 (公財)地球環境戦略研究機関 理事長/東京大学 サステイナビリティ学連携研究機構 機構長・教授
  竹本 和彦 国連大学サステイナビリティ高等研究所 所長(日本代表理事)
  原澤 英夫 (独)国立環境研究所 社会環境システム研究センター 理事
  森 秀行 (公財)地球環境戦略研究機関  所長
  安成 哲三 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 所長
  山地 憲治 (公財)地球環境産業技術研究機構  理事・研究所長
顧問 浜中 裕徳 (公財)地球環境戦略研究機関 特別研究顧問
オブザーバー 青竹 寛子 環境省 水・大気環境局 総務課 国際協力推進室 室長
河合 実名子 環境省 水・大気環境局 総務課 国際協力推進室 係長
事務局 (公財)地球環境戦略研究機関
 戦略マネージメントオフィス
〒240-0115神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
電話:046-855-3852 FAX:046-855-3809
iiasa_japan@iges.or.jp
Young Scientists Summer Program (YSSP)

YSSP(Young Scientists Summer Program: 若手研究者夏季プログラム)は、 IIASAにより3ヶ月間実施される若手研究者のためのプログラムです。 IIASAで実施している環境、経済、社会変動に関する研究に関心のある若手研究者が対象。参加者は毎年6月から8月までIIASAの研究スタッフの指導の下、各自の研究活動を推進します。 1977年より始まった本プログラムの参加者は86か国1917名に上ります。

YSSPの詳細については、IIASAのWEBサイトをご参照ください。

  • IIASA Young Scientists Program
  • 2018年YSSP申請締め切り:2018年1月11日(木)
  • プログラム実施期間:2018年6月1日(金)-8月31日(金)
IIASA日本委員会支援制度について

IIASA日本委員会は、2018年YSSP(Young Scientists Summer Program: 若手研究者夏季プログラム)に参加する日本人を対象として、渡航費用の一部を財政支援する「IIASA日本委員会支援制度」を実施いたします。本制度では、2018年YSSPの最終選考に残った日本人応募者のうち、IIASA日本委員会が推薦する応募者を対象に、2018年YSSPに参加することを条件として、渡航費用の一部として30万円を支給いたします。

なお、本制度はIIASAから提供される最終選考に残った申請者に関する情報に基づき運用するため、YSSP申請時に別途日本委員会に対して申請手続きを行う必要はありません。IIASA日本委員会から対象者への連絡は、2018年3月頃となる見込みです。

日本委員会の支援制度を受けたYSSP参加者は、プログラム終了後、YSSPに参加した報告として、日本委員会へのレポート提出をお願いします。なお、同レポートはIIASAと日本の研究コミュニティの情報共有等のため、公表させていただく場合があります。

お問い合わせ

IIASA日本委員会事務局
(公財)地球環境戦略研究機関 戦略マネージメントオフィス
〒240-0115神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
Tel: 046-855-3852   Fax: 046-855-3809   iiasa_japan@iges.or.jp

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