E-newsletter (日本語版) | 2023年10月12日発行

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2023年10月12日発行

第15回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム【ISAP(アイサップ)2023】開催決定
お知らせ
第15回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム【ISAP(アイサップ)2023】開催決定
ISAPは、日本およびアジア太平洋地域で活躍する専門家、国際機関、政府、企業、NGO関係者が集い、地域の持続可能な開発に関する多様な議論を行う場です。多くのステークホルダーと協働してIGESが2009年から毎年開催しています。ISAP2023では、全体テーマを「アジア太平洋における持続可能な社会への移行を加速する:統合、包摂、ローカライゼーションがもたらす変革の可能性」(“Accelerating Sustainability Transitions in Asia and the Pacific: The Transformative Potential of Integration, Inclusion and Localisation”)として、アジア太平洋において社会変革を促進する変革的ダイナミクスについて議論します。全体会合とパラレルセッションを12月19日にパシフィコ横浜で対面とオンラインのハイブリッドで、テーマ別会合(複数回)2023年10月~2024年1月の期間にオンラインで開催します。

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特集ページ「UNFCCC COP28」を公開
国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(UNFCCC COP28)が11月30日からアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイで開催されます。本特集ページでは、COP28に先立ち、IGESが関与する気候変動交渉やCOP28関連イベントの情報をお伝えするほか、IGES研究員がCOP28の焦点となるトピックを解説します。また、IGESの関連出版物やCOP28開催期間中のサイドイベント情報も随時更新していきます。

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G20特集ページ:気候・環境分野における主要トピックの動向を解説
G20環境・気候持続可能性大臣会合が7月にインドで開催されました。本特集ページでは、今次会合で採択された成果文書と議長サマリーをもとに、水資源、プラスチック汚染と海洋ごみ、グローバル・ストックテイク、適応、損失と損害に関する解説に加え、新たに生物多様性についての解説を公開しました。また、IGES研究員が執筆に携わった「重要鉱物」に関する、T20(Think20:世界中のシンクタンクの代表で構成された、G20に提出する提言等をとりまとめるエンゲージメント・グループのひとつ)のポリシー・ブリーフも紹介しています。

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IPBES特集ページ:新たに発表された「侵略的外来種評価報告書」のポイントを解説
生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES=イプベス)「侵略的外来種とその管理に関するテーマ別評価」報告書の政策決定者向け要約(SPM)が9月4日に発表されました。侵略的外来種は地球上の生物多様性損失の5大直接要因の1つであるものの、その実態についての情報は断片的で、最も対策が難しいとされてきました。今回発表された報告書は、世界中の幅広いデータ・情報・知識に基づく、侵略的外来種に関する史上初の総合評価の成果であり、今後の侵略的外来種対策を強力に後押しするエビデンスなどを提供するものとして、注目されています。同報告書の外部レビューや政府代表団の一員としてSPMの交渉に参加したIGES研究員が、報告書の重要なポイントについて解説しています。

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「VLR Lab」 にSDGs自治体報告書を追加
IGESは、世界の自治体のSDGs達成に向けた取り組みを総合的に紹介するオンラインプラットフォーム「VLR Lab」を運営しています。VLR(Voluntary Local Review、自発的自治体レビュー)とは、自治体がSDGsへの取り組み状況を自主的に検証し、その結果を他の自治体と比較可能な報告書として公表する国際的な取り組みです。ナコーンシータマラ-ト(タイ)、マフラ(ポルトガル)、東京、台南市、ハワイ州、ブエノスアイレス(アルゼンチン)、モンテビデオ(ウルグアイ)、マラッカ、シャーアラム、セバンジャヤ、アローガジャー、クアラルンプール、セパン(いずれもマレーシア)の13の自治体のレポートを新たに公開しています。

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これからのイベント
IGES-GFANZ共催ウェビナー「ネットゼロ移行計画(NZTP)入門編」(10月12日)
IGESはグラスゴー金融同盟(Glasgow Financial Alliance for Net Zero: GFANZ)と協力し、国内の金融機関のネットゼロに対する理解を深め、ネットゼロ移行計画の策定を後押しすることを目的に、全3回のウェビナーを開催します。金融機関のサステナビリティ関連業務の担当者など、実務に携わる方に適した内容です。第1回となる本ウェビナーでは、GFANZの活動について紹介するとともに、世界の温室効果ガス排出量を「ネットゼロ」にするために必要な社会経済構造の移行について説明します。「ネットゼロ」とはどういう状態を指しているのか、そしてどのような「移行計画」が必要なのかを中心に解説します。

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気候変動ウェビナー「気候変動の影響を安全保障の観点から捉えなおす、気候安全保障へのイントロダクション」(10月27日)
今年はこれまでに経験したことがないような熱波、洪水、山火事が世界中で頻発するなど、気候変動による影響は、すでに世界各地で現実のものとなっています。世界では持続可能な脱炭素社会への移行を目指して気候変動対策が進められていますが、再生可能エネルギーへの転換に必要となる資源調達がはらむ地政学的課題も指摘されています。気候変動のリスクの深刻化や脱炭素社会への転換は、適切に対応しなければ、社会の不安定化や分断、紛争を引き起こしかねません。こうした気候変動の側面に焦点を当てた領域として、「気候安全保障」が近年注目を集めています。この流れを受けてIGESは、気候変動により複雑化する安全保障の現状のレビューを目的とする外務省総合事業「気候変動がもたらす安全保障環境の変容の分析とそれを踏まえた日本の外交・安全保障アプローチの検討」を実施しています。このウェビナーでは、気候安全保障の背景や要点に注目し、本プロジェクトが取り組んでいる課題についてわかりやすく解説します。

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気候変動ウェビナー「COP28直前ウェビナーシリーズ」全5回を開催(11月10日~)
IGESは、COP28に先立ち「COP28直前ウェビナーシリーズ」全5回を開催します。COP28の主要議題「グローバル・ストックテイク」、「6条ルール交渉の最新状況および実施に向けた取り組み」、「気候資金」、「適応・損失と損害」そして「緩和」をIGES研究員が詳しく解説します。またCOP28直後の12月19日には、ISAPのパラレルセッションにて「COP28速報セミナー」を開催します。

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過去のイベント(発表資料・動画等公開中)
IGES日本語で読むシリーズ解説ウェビナー「アジア太平洋SDG進捗報告書2023:逆境においても推進される持続可能性」
9月14日に開催したIGES日本語で読むシリーズ解説ウェビナー第4回では、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)が2023年3月に発表した報告書「Asia and the Pacific SDG progress report 2023 : championing sustainability despite adversities(アジア太平洋SDG進捗報告書2023:逆境においても推進される持続可能性)」を取り上げました。 翻訳を担当したIGES研究員が内容を解説し、アジア太平洋地域において2030年までの達成に向けて進展・後退しているSDGターゲットについて説明した他、コロナ禍によってSDGsの進捗がどのような影響を受けたのかについても触れました。また、アジア太平洋地域の優れた実践例として、データ収集と進捗モニタリング能力の向上、データ活用の成果についても紹介しました。

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新刊出版物
テクニカルレポート
「脱炭素社会の実現に向けた兵庫県と青森県における高校生の人材育成の試み」
前田 利蔵

データ更新
「IGES Biennial Update Report (BUR) Database」

査読付論文
「Land Use and Land Cover Changes in Kabul, Afghanistan Focusing on the Drivers Impacting Urban Dynamics during Five Decades 1973-2020」 (Geomatics)
Hayatullah HEKMAT; Tauseef AHMAD; Suraj Kumar SINGH; Shruti KANGA; Gowhar MERAJ; Pankaj KUMAR

「Comprehensive Drought Vulnerability Assessment in Northwestern Odisha: A Fuzzy Logic and Analytical Hierarchy Process Integration Approach」(Water)
Susanta MAHATO; Gita MANDAL; Barnali KUNDU; Sonali KUNDU; P. K.JOSHI; Pankaj KUMAR

「Unveiling Nature’s Resilience: Exploring Vegetation Dynamics during the COVID-19 Era in Jharkhand, India, with the Google Earth Engine」(Climate)
Tauseef AHMAD; Saurabh Kumar GUPTA; Suraj Kumar SINGH; Gowhar MERAJ; Pankaj KUMAR; Shruti KANGA

「Assessing Landslide Susceptibility along India’s National Highway 58: A Comprehensive Approach Integrating Remote Sensing, GIS, and Logistic Regression Analysis」(Conservation)
Mukta SHARMA; Ritambhara K. UPADHYAY; Gaurav TRIPATHI; Naval KISHORE; Achala SHAKYA; Gowhar MERAJ; Shruti KANGA; Suraj Kumar SINGH; Pankaj KUMAR; Brian JOHNSON; Som Nath THAKUR

「Preferences and Perception Influencing Usage of Neighborhood Public Urban Green Spaces in Fast Urbanizing Indian City」(Land)
Shruti LAHOTI; Ashish LAHOTI; Shalini DHYANI; Osamu SAITO

「Systematizing Ecosystem Change in Coastal Social-ecological Systems: Perspectives from a Multi-stakeholder Approach in Nakatsu Mudflat, Japan」(Ocean and Coastal Management)
Shamik CHAKRABORTY; Takumi YAMAMORI; Jie SU; Brian JOHNSON; Pankaj KUMAR; Yukiko ASHIKAGA; Alexandros GASPARATOS

採用情報

採用者決定次第終了

・サステイナビリティ統合センター 研究員または研究補助員 1名

・サステイナビリティ統合センター 研究員 1名

・適応と水環境領域 研究員 1名

・生物多様性と森林領域 研究員 1名

・戦略マネージメントオフィス(ナレッジ・コミュニケーション)マーケティング・コミュニケーションズ スペシャリスト 1名

・戦略マネージメントオフィス(計画と管理)会計担当マネージャー 1名

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