2023年10月27日(金)14:00-15:00
今年はこれまでに経験したことがないような熱波、洪水、山火事が世界中で頻発するなど、気候変動による影響は、すでに世界各地で現実のものとなっています。世界では持続可能な脱炭素社会への移行を目指して気候変動対策が進められていますが、再生可能エネルギーへの転換に必要となる資源調達がはらむ地政学的課題も指摘されています。気候変動のリスクの深刻化や脱炭素社会への転換は、適切に対応しなければ、社会の不安定化や分断、紛争を引き起こしかねません。こうした気候変動の側面に焦点を当てた領域として、「気候安全保障」が近年注目を集めています。
この流れを受けてIGESは、気候変動により複雑化する安全保障の現状のレビューを目的とする外務省総合事業「気候変動がもたらす安全保障環境の変容の分析とそれを踏まえた日本の外交・安全保障アプローチの検討」を実施しています。このウェビナーでは、気候安全保障の背景や要点に注目し、本プロジェクトが取り組んでいる課題について解説しました。
本稿では、当該プロジェクトの初期段階の検討のために、日本、そして国際連合、G7、NATOなどの多国間協力体制や、各国の気候変動と安全保障に関連する背景情報などを提供しています。
イベントの詳細
日時
2023年10月27日(金)14:00-15:00
会場
オンライン
使用言語
日本語
関連リンク
コンタクト
発表資料
気候変動の影響を安全保障の観点から捉えなおす、気候安全保障へのイントロダクション 司会進行: 田村 堅太郎 気候変動とエネルギー領域 プログラムディレクター |
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5分 | 開会挨拶 | ||
25分 | 岡野 直幸 | 適応と水環境領域 研究員 | Climate Security.pdf |
30分 | 質疑応答 |