EU 日本サステナブルファイナンス ウェビナー

日本・EUにおけるサステナブルファイナンス政策の展開 金融機関や事業会社にとっての意味合い

2021年9月16日(木)16:00~18:30

サステナブルファイナンス政策に関しては、今年もEUならびに日本において重要な進展が見られました。欧州委員会(EC)は、2021年4月、持続可能な資金調達に関する包括的な政策パッケージの一環として、EUタクソノミー委託法令、企業サステナビリティ報告指令(CSRD)改訂案などを採択、2021年7月には、新たなサステナブル・ファイナンス戦略を発表しました。日本では、2021年5月、経済産業省・金融庁・環境庁が合同で「クライメート・トランジション・ファイナンスに関する基本指針」を発表、2021年6月には、サステナブルファイナンスに関する有識者会議が、サステナブルファイナンスのさらなる推進において今後必要とされる政策や取り組みなどについて整理した最終報告書を発表しました。

本ウェビナーでは、こうした政策動向が日本ならびにEUの金融機関や事業会社にもたらす実務上の意味合いについて議論します。
 -    これら政策の導入の結果として見られる変化や課題は何か
 -    金融機関は、サステナビリティリスクに関する情報開示をどのように実施するのか
 -    低炭素へ向けたトランジション、そしてネット・ゼロに到達するためのコストは何か


本ウェビナーでは、日本ならびにEUの政策関係者、金融機関、機関投資家を含む主要な関係者が集まり、サステナブルな投資を推進し、サステナブルな成果をもたらす商品やサービスに対する需要を広げるためのさらなる取り組みと協力について議論を深めます。

イベントの詳細

日付
2021年9月16日(木)16:00~18:30
会場

オンライン

主催
駐日欧州連合代表部
言語
日本語/英語(同時通訳あり)
(Simultaneous interpretation)

発表資料

16:00-16:20 開会の挨拶 Marcel Haag (Director of Horizontal Policies, European Commission’s Directorate-General for Financial Stability, Financial Services and Capital Markets Union)  
池田 賢志(金融庁 チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサー)  
16:20-17:20

パネルディスカッション 1
情報開示に関する政策とESGデータに関する課題と動向

主要な論点

  • 昨今のサステナブルファイナンス関連の新たな政策(SFDR、CSRD、NFRD、コーポレートガバナンスコードと投資家と企業の対話ガイドラインなど)は、情報開示・ESGデータへのアクセスとの観点から実務にどのような影響を及ぼしているのか
  • ESG関連の情報開示に関する規制や方針は、ESGデータのクレディビリティや比較可能性にどのような影響を及ぼしているのか
  • 情報開示されたデータは、機関投資家による投資判断・エンゲージメントにおけるESGデータの分析・活用にどれだけ効果的に組み込まれているのか
  • EU域内外の企業による情報開示の量や質に大きな差は見られるのか。違いが見られるならば、機関投資家などはどのように対応しているのか
  • 日本におけるESG関連の情報開示はどのように進んできているのか、EUをはじめとした海外・グローバルの取り組みや規制はどのような影響をもたらすか
モデレーター 吉高 まり(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 経営企画部副部長  プリンシパル・サステナビリティ・ストラテジスト)  
スピーカー Thomas Harding (Regulatory Solutions Product Lead, ISS ESG)  
鳥居 夏帆(株式会社日本取引所グループ サステナビリティ推進部)  
川添 誠司(三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 スチュワードシップ 推進部 シニア・スチュワードシップ・オフィサー / 国際コーポレート・ガバナンス・ネットワーク(ICGN)理事)  
Xavier Desmadry (Global Head of ESG Research and PRI, HSBC Asset Management)  

17:20-18:20

パネルディスカッション2
EUと日本におけるトランジションならびにネット・ゼロへ向けた投資フレームワーク: 機会と課題

主要な論点

  • 「ネット・ゼロ」への取り組みの実際に意味するところやコストは何か(EUとの日本の事例を中心に)
  • この低金利下において投資家にとってサステナブルな金融商品はどれだけ魅力的なのか、さらなる資金動員に必要な政策は何か
  • 日本/EUにおけるトランジションファイナンスの枠組みの違いと類似点は何か
  • 新しく発表されたサステナブルファイナンス関連の政策はネット・ゼロへの取り組みにおいてどのように理解、活用されているのか
  • こうした新たな政策が発表され、取り組みが進む中、サステナブル投資の機会はどこにあり、その機会を制するための課題は何か
  • ネット・ゼロへ向けた取り組みと投融資を加速させるため、市場関係者が協調・協働できることは何か
モデレーター 高村 ゆかり(東京大学未来ビジョン研究センター教授)  
スピーカー 銭谷 美幸(第一生命保険株式会社 運用企画部 フェロー 兼 第一生命ホールディングス株式会社 経営企画ユニットフェロー)  
柳瀬 翠(日本郵船株式会社 財務グループコーポレートファイナンスチーム長)  
Nate Aden (Senior Fellow, World Resource Institute / Financial Sector Lead, Science Based Targets initiative)  
Tomomitsu Maruta (Sustainability Funding Associate Officer, European Investment Bank)   

18:20-18:30

閉会の挨拶 三好 信俊(公益財団法人 地球環境戦略研究機関 専務理事)  

*※スピーカーは順不同
 

Supported by:

EU

本イベントは、EUのパートナーシップインストゥルメントによる財政的な支援を受けて開催されます。本イベントで表明された意見は、発言者個人の責任に基づくものであり、必ずしもEUの意見を反映するものではありません。


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著者:
池田
恵理
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サステナブルファイナンスに関するグローバルな関心の高まりがみられる中、本レポートは、日本とEU におけるサステナブルファイナンス関連の政策を比較するものである。本レポートの目的は、日本とEU におけるサステナブルファイナンス関連の政策の概要を提示し、それぞれの特徴を明らかにするとともにその共通点や違いを分析することにある。日本とEU は、それぞれの政府が積極的にサステナブルファイナンス政策を展開するものの、そのアプローチや戦略は異なっている。本レポートは、日本とEU のサステナブルファイナンス政策の理解に寄与することでサステナブルファイナンスについての議論や取り組みの一助となることを期待するものである。

過去のイベント

EU日本サステナブル・ファイナンス政策セミナー

本セミナーは、EUと日本の民間セクターとの対話の機会を提供することを目的としています。EUアクションプランの狙いとその進捗、EU域内もしくはEUとのビジネスへの影響について議論を深める機会とします。また、日本のサステナブル・ファイナンスに関する政策の概要や具体的な取り組み事例も踏まえつつ、サステナブル・ファイナンスにおけるEU日本間のさらなる政策協調・協力のあり方や可能性について議論します。