2021年3月23日(火)14:15~15:45(日本時間)
今年11月に開催される第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)に向けて、脱炭素に向けた各国の動きが活発になっています。フランスをはじめとする欧州連合(EU)に続き、アジア太平洋地域でも日本、韓国、ネパール、ブータン、フィジー、モルディブ、マーシャル諸島など多くの国が2050年カーボンニュートラルを宣言し、NDC(国が決定する貢献)に盛り込んでいます。中国も2060年までのカーボンニュートラルを宣言しています。また、米国は今年2月にパリ協定に復帰しました。アジア太平洋地域における脱炭素移行を進めていくことが必要です。この目標の達成に向けて、各国政府はもちろん、地方自治体などが野心的な目標を達成するためにどれ程の行動をとれるかにかかっています。
特に成長著しいアジア太平洋地域では、経済成長と温室効果ガス排出量の関係性を切り離すことが急務となっています。また、排出削減量のギャップなど現在の科学的知見に基づいた行動をとると同時に、地域全体の大気汚染、海洋汚染、生物多様性保全などの様々な環境問題への影響を最小化する必要もあります。
こうした背景から、本サイドイベントでは、新型コロナウイルス感染症からの復興と同時にアジア太平洋地域の脱炭素移行に貢献することを目的に、特に都市に着目し、先進的な都市から脱炭素のドミノの輪を広げていくことを目指して、脱炭素の取り組みを加速させるための方策について議論しました。
イベントの詳細
日時
2021年3月23日(火)14:15~15:45(日本時間)
会場
オンライン
使用言語
日本語/英語(同時通訳あり)
(Simultaneous interpretation)
コンタクト
IGES APFSDサイドイベント事務局
[email protected]
発表資料
開会挨拶 | 近藤 智洋( 環境省地球環境審議官 ) | ||
ティエリー・マトゥー(在タイ フランス大使) | |||
アルミダ・アリシャバナ(国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)事務局長) | |||
基調講演 | 「COP26に向けた脱炭素の潮流とアジア太平洋の脱炭素移行」 高村 ゆかり(東京大学未来ビジョン研究センター教授) |
PDF (1.7MB) | |
ビデオメッセージ | アンリ・ワイズマン(IDDRI大規模な脱炭素化への道筋イニシアティブコーディネーター、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)1.5℃特別報告書共同執筆者) | ||
パネルディスカッション「アジア太平洋地域におけるカーボンニュートラル実現に向けた行動とパートナーシップ」 | |||
モデレーター&フレーミングプレゼンテーション
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武内 和彦(地球環境戦略研究機関(IGES)理事長) | PDF (1.0MB) | |
パネリスト
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猪田 和宏(京都市地球環境・エネルギー担当局長) | PDF (1.1MB) | |
ビンセント・ビナラオ(ケソン市環境保護・廃棄物管理局長補佐) | PDF (327KB) | ||
ラダ・ワグル(ネパール森林環境省 気候変動管理課 共同事務局長兼課長) | |||
デチェン・ツェリング(UNEPアジア太平洋地域事務所長) | |||
ジョイアシュリー・ロイ(アジア工科大学兼ジャダブプール大学経済学部教授) | PDF (388KB) | ||
イベントのまとめ | 武内 和彦(地球環境戦略研究機関(IGES)理事長) |