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隔月刊 地球温暖化所収
Volume (Issue): 2023/1
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2060年カーボン・ニュートラル目標に貢献できる「脱炭素型発展モデル」の先行的な実装を目指し広東省は、2025年までに、グリーン・低炭素かつ循環型の社会経済システムの構築を計画している。①地域GDP当たり二酸化炭素削減目標、②地域GDP当たりエネルギー消費量削減目標、③一次エネルギーに占める非化石エネルギー目標を頂点としたグリーン・トランジション戦略体系を打ち出した。グリーン・トランジション戦略を実現するための目標として、産業、建築、輸送、リサイクルなど4つの分野における8つの政策目標が掲げている。特に、今までトップ政策目標として掲げてきた地域GDP成長目標を撤廃し、その代わりに④一定規模以上の産業の工業付加価値額に占めるハイテク製造業の割合目標を掲げたことは、GDPの「質」を追求するための地方政府の取り組みの典型例ともいえる。
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