持続可能な開発目標(SDGs)の期限である2030年まであと5年となり、SDGsの達成に向けて、その地域化(ローカライゼーション)を加速させることがこれまで以上に重要になっています。とりわけ地方自治体は、SDGs実施において重要な役割を持つとともに、国際的及び国内のSDGsの進捗のフォローアップとレビュー(FUR)に貢献することが期待されています。一方で、地方自治体レベルで効果的なFURを実施するために必要な枠組み、データ、制度的支援が不足しているケースが多いことも指摘されており、国や国際的なレビューにおいて、地域レベルのSDGs実施への貢献が十分に反映されなくなることも懸念されています。地域レベルにおけるFURを強化することは、これらの課題を改善し、グローバルな目標である2030アジェンダ及びSDGsと地域コミュニティとの関連性を確保する意味でも重要となります。
本ウェビナーでは、地域におけるSDGsのフォローアップとレビュー(FUR)を強化するための実践的なアプローチとして、地域の政策立案にどうFURを組み込んでいくかについて議論するとともに、地方自治体におけるSDGsのFURの方策のひとつである「自発的自治体レビュー(Voluntary Local Review (VLR))」を通じた国際協力の展開について取り上げました。
* 本ウェビナーは、環境研究総合推進費「【1MF-2203】SDGs実現に向けたフォローアップ・レビューのガバナンスに関する比較研究」の成果に関する公開イベントとして実施されました。
イベントの詳細
日時
2025年2月19日(水)17:00~18:30(日本時間)
会場
オンライン
使用言語
日本語 / 英語(同時通訳付)
(Simultaneous interpretation)
関連リンク
発表資料
17:00-17:05 | 開会・背景説明 | 片岡 八束 IGES 都市タスクフォース プログラムディレクター | |
17:05-17:15 | 国家レベルのフォローアップ2030年以降のアジェンダの展開 小野田 真二 IGES サステイナビリティ統合センター リサーチマネージャー | PDF (683KB) | |
17:15-17:25 | 地域レベルのフォローアップとレビュー フェルナンド・オルティス・モヤ IGES 都市タスクフォース ポリシーリサーチャー | PDF (1.6MB) | |
17:25-17:45 | ドイツ・ボンにおけるSDGsフォローアップ ヴェレーナ・シュヴァルテ ボン市国際問題 グローバルサステイナビリティ局 | PDF (1.4MB) | |
17:45-18:00 | 横浜市のVLRと国際的アプローチ 山腰 章子 横浜市国際局グローバルネットワーク推進課担当係長 | PDF (3.9MB) | |
18:00-18:30 | 質疑応答と討論会 | モデレーター:片岡 八束 IGES、すべての発表者、外務省 |