適応(Adaptation)および損失と損害(Loss and Damage)は、温室効果ガスの排出削減を目指す緩和と対照的に、すでに顕在化し、今後さらに深刻化していく気候変動の影響への対応を進めるものです。昨年のCOP28では、パリ協定の規定する適応に関する世界目標の達成に向けた取り組みをガイドし、またその進捗を評価するための、UAEフレームワークが決定されました。今回2024年のCOP29では、フレームワークが示す各目標に付随する、指標に関する議論が中心になる見込みでした。また、COP28では損失と損害に対応するための、基金を含む新たな資金措置が合意され、その後、この運用に向けた調整が進められてきました。ワルシャワ国際メカニズムを中心とした技術的議論も、並行して、進展してきています。
本ウェビナーでは、これまでの適応・損失と損害に関する動向を振り返り、COP29でポイントとなる点を解説しました。
なお、本ウェビナーに登壇した研究員が執筆した記事を、気候変動適応情報プラットフォーム(A-PLAT)のCOP29特集ページでもご覧いただくことができます。
イベントの詳細
発表資料
COP29直前ウェビナーシリーズ第4回「適応・損失と損害 COP29でのポイント」 司会進行: 田村 堅太郎 気候変動とエネルギー領域 プログラムディレクター | |||
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5分 | 開会挨拶 | 田村 堅太郎 気候変動とエネルギー領域 プログラムディレクター | |
25分 | 松尾 茜 適応と水環境領域 研究員 | PDF (2.0MB) | |
岡野 直幸 適応と水環境領域 研究員 | PDF (463KB) | ||
30分 | 質疑応答 | 質問と回答 |