PANCES政策提言No.5 生物多様性地域戦略による自治体の取組推進に向けて

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ポリシーブリーフ
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ポスト2020 年生物多様性世界枠組の検討が現在進められていて、次回のCBD 第15 回締約国会議(CBD-COP15)で採択される予定である。日本では、これを受けた生物多様性国家戦略の改定に向けて議論が進められている。今後、新たな生物多様性国家戦略の下、自治体による生物多様性地域戦略(以下、地域戦略と記載)の改定又は新規策定が進むことが期待されている。PANCES*の研究チームは2017 年に、当時既に地域戦略を策定していた70 基礎自治体を対象に地域戦略の策定と実施に関するアンケート調査を実施した。また、全都道府県を対象とする同様のアンケート調査や、PANCES のモデルサイト(北海道、石川県、新潟県、沖縄県)における事例研究も実施した。この他、地域戦略の策定、改定や実践に役立つ多くの知見がPANCES による研究で得られている。本ポリシーブリーフには、PANCES の一連の研究成果に基づいて、今後地域戦略の策定をより多くの自治体に広げていくため、及び各自治体が地域戦略の策定と実践をより効果的に進めるための政策提言をとりまとめた。

*(独)環境再生保全機構の環境研究総合推進費 戦略的研究開発領域課題(S-15) 「社会・生態システムの統合化による自然資本・生態系サービスの予測評価」(Predicting and Assessing Natural Capital and Ecosystem Services)の略称

著者:
Ogawa
Mifuyu
Yoshida
Takehito
Mogaki
Masahiro
Oda
Yuki
Oyama
Kosuke
Kohsaka
Ryo
Uchiyama
Yuta
Kameyama
Yasuko
Fujita
Tomohiro
Kabaya
Kei
Nishi
Koji
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