G7は、日本、アメリカ、イギリス、イタリア、カナダ、ドイツ、フランスの7カ国に加えて欧州連合(EU)から構成され、首脳級のサミットのほかに、特定の分野に関する大臣会合を毎年開催しています。
今年度はフランスが議長国を務め、6月にエヴィアンでG7サミットが開催されます。
本特集ページでは、気候・エネルギー・環境に関する議論の動向や注目ポイントの解説、関連するイベント・出版物などを紹介します。
■ G7における環境分野の主な優先課題
- 1. 生物多様性保護のための資金調達(Financing Biodiversity Protection)
- 2. 海洋(Ocean)
- 3. 不動産分野のレジリエンス(Real Estate Resilience)
- 4. 水資源管理(Water Resource Management)
- 5. 「G7 2030年自然協約」の進捗評価(Assessment of the G7 Nature Compact 2030)
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重要鉱物
● T7 ソリューションペーパー「Secure, Responsible and Equitable Critical Minerals Value Chains」
ナンダ・クマール・ジャナルダナン気候変動ユニット副ディレクターが、T7 タスクフォース1(Secure, Responsible and Equitable Critical Minerals Value Chains)のソリューションペーパーの執筆に貢献しました。
重要鉱物の需要が高まるなか、供給の安全保障と市場の安定を求める輸入国と、鉱物バリューチェーンによる自国経済への貢献の最大化を目指す産出国の多様な利害を、整合性を持って調整する国際的な枠組みが求められています。本ソリューションペーパーは、供給の安全保障、透明性、および持続可能性基準に焦点を当てた「G7 重要鉱物行動計画」を進めるための、3つの具体的な道筋を示しています。
*T7(Think7):G7への提言を取りまとめるエンゲージメント・グループのひとつで、世界中のシンクタンクで構成
エンゲージメント・グループの役割
G7には、サミットと大臣会合の他に、G7 政府から独立した様々な分野のステークホルダーが提言等をとりまとめる仕組みであるエンゲージメント・グループが存在します。例年、各グループの提言は、様々な形でサミット・大臣会合のコミュニケ(声明)に反映されています。
今年はT7(Think7)、Y7(Youth7)、W7(Women7)、S7(Science7)、L7(Labour7)、C7(Civil7)、U7(Urban7)、B7(Business7)、U7+(University7)、P7(Pride7)、G7 Lawyersが公式のエンゲージメント・グループとして組織されており、気候変動対策や持続可能な開発目標(SDGs)の達成など、社会にダイナミックな変革を起こす上で、それらの役割が高まっています。
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● メディア掲載|温暖化交渉で「重要鉱物」議論を(2026年2月12日 毎日新聞)
脱炭素化に不可欠な重要鉱物の適正管理について、供給網の透明性確保や法的拘束力のある枠組み構築など、今後の温暖化交渉等の国際交渉プロセスにおいて議論を進展させる必要性を述べています。
気候安全保障と重要鉱物
フランスが議長国を務める今年のG7に向けて、気候変動や生物多様性の損失が経済の脆弱性や安全保障と密接に絡み合うことで顕在化しつつある「システミックリスク」への対応やG7のリーダーシップを議論しました。あわせて、変動する地政学的状況を踏まえ、気候安全保障、重要鉱物、レジリエンスといった喫緊の重要課題への政策対応についても検討しました。
録画・資料は、以下イベントページよりご覧ください。
G7 France 2026: Environmental Leadership, Climate Security and Critical Minerals
過去のG7/G20特集のアーカイブ
IGESは、2019年より特集ページにてG7・G20サミットに関する情報を発信しています。 各特集ページでは、G7・G20サミットにおける気候変動、エネルギー、環境分野に関する主要テーマの動向や注目ポイント等を解説しています。
