G7サミット特集 2026

G7は、日本、アメリカ、イギリス、イタリア、カナダ、ドイツ、フランスの7カ国に加えて欧州連合(EU)から構成され、首脳級のサミットのほかに、特定の分野に関する大臣会合を毎年開催しています。
今年度はフランスが議長国を務め、6月にエヴィアンでG7サミットが開催されます。

本特集ページでは、気候・エネルギー・環境に関する議論の動向や注目ポイントの解説、関連するイベント・出版物などを紹介します。

■ G7における環境分野の主な優先課題
  1. 1. 生物多様性保護のための資金調達(Financing Biodiversity Protection)
  2. 2. 海洋(Ocean)
  3. 3. 不動産分野のレジリエンス(Real Estate Resilience)
  4. 4. 水資源管理(Water Resource Management)
  5. 5. 「G7 2030年自然協約」の進捗評価(Assessment of the G7 Nature Compact 2030)

G7大臣会合のスケジュールはこちら

 
重要鉱物
● T7 ソリューションペーパー「Secure, Responsible and Equitable Critical Minerals Value Chains」

ナンダ・クマール・ジャナルダナン気候変動ユニット副ディレクターが、T7 タスクフォース1(Secure, Responsible and Equitable Critical Minerals Value Chains)のソリューションペーパーの執筆に貢献しました。

重要鉱物の需要が高まるなか、供給の安全保障と市場の安定を求める輸入国と、鉱物バリューチェーンによる自国経済への貢献の最大化を目指す産出国の多様な利害を、整合性を持って調整する国際的な枠組みが求められています。本ソリューションペーパーは、供給の安全保障、透明性、および持続可能性基準に焦点を当てた「G7 重要鉱物行動計画」を進めるための、3つの具体的な道筋を示しています。

*T7(Think7):G7への提言を取りまとめるエンゲージメント・グループのひとつで、世界中のシンクタンクで構成

政策プロセスへの提言
著者:
Patrick Schroeder
Gaylor Montmasson-Clair
Isabelle Ramdoo
Carl Grekou
Philippine Levy
Shahin Vallee
Marianna Lunardini
Gracelin Baskaran
Maddalena Procopio
Rosana Santos
Building bridges between G7 and G20 processes on critical minerals is crucial for minerals security and shared prosperity. An international framework that coherently reconciles the various interests of importing countries seeking supply security and market stability, and producing countries aiming to maximise the economic contribution of mineral...
エンゲージメント・グループの役割

G7には、サミットと大臣会合の他に、G7 政府から独立した様々な分野のステークホルダーが提言等をとりまとめる仕組みであるエンゲージメント・グループが存在します。例年、各グループの提言は、様々な形でサミット・大臣会合のコミュニケ(声明)に反映されています。

今年はT7(Think7)、Y7(Youth7)、W7(Women7)、S7(Science7)、L7(Labour7)、C7(Civil7)、U7(Urban7)、B7(Business7)、U7+(University7)、P7(Pride7)、G7 Lawyersが公式のエンゲージメント・グループとして組織されており、気候変動対策や持続可能な開発目標(SDGs)の達成など、社会にダイナミックな変革を起こす上で、それらの役割が高まっています。

今年のG7エンゲージメント・グループの一覧はこちら

T7の詳細はこちら

 
● メディア掲載|温暖化交渉で「重要鉱物」議論を(2026年2月12日 毎日新聞)

脱炭素化に不可欠な重要鉱物の適正管理について、供給網の透明性確保や法的拘束力のある枠組み構築など、今後の温暖化交渉等の国際交渉プロセスにおいて議論を進展させる必要性を述べています。

記事詳細はこちら

 
気候安全保障と重要鉱物

フランスが議長国を務める今年のG7に向けて、気候変動や生物多様性の損失が経済の脆弱性や安全保障と密接に絡み合うことで顕在化しつつある「システミックリスク」への対応やG7のリーダーシップを議論しました。あわせて、変動する地政学的状況を踏まえ、気候安全保障、重要鉱物、レジリエンスといった喫緊の重要課題への政策対応についても検討しました。

録画・資料は、以下イベントページよりご覧ください。

過去のイベント
Sustainability Talk

G7 France 2026: Environmental Leadership, Climate Security and Critical Minerals

Hosted by IGES, this online session took place in the context of the French Republic's Presidency of the Group of Seven (G7) in 2026, which reaffirms the G7’s longstanding commitment to environmental protection, unity and shared priorities. The...

過去のG7/G20特集のアーカイブ

IGESは、2019年より特集ページにてG7・G20サミットに関する情報を発信しています。 各特集ページでは、G7・G20サミットにおける気候変動、エネルギー、環境分野に関する主要テーマの動向や注目ポイント等を解説しています。

プロジェクト
Updated: 2025年8月

G7 / G20 特集

各特集ページでは、G7/G20サミットにおける気候変動、エネルギー、環境分野に関する主要テーマの動向や注目ポイント等を解説しています。

関連プロジェクト

プロジェクト
Updated: 2026年5月

プラスチック汚染と国際動向:汚染ゼロへの挑戦と循環型社会への道筋

本特集ページでは、IGESが関与するプラスチック汚染に関する国際交渉プロセスの動向をはじめ、プラスチック汚染の解決策として重要性を増す循環経済、そして関連する環境政策等についての解説や関連出版物、関連イベントを紹介していきます。 国際アジェンダとしてのプラスチック汚染問題 世界で海洋プラスチック汚染をはじめとするプラスチック汚染とその対策への関心が高まり、本格的な国際アジェンダとして認識されるようになってから10年近くが経過しました。その契機となったのが、2016年に公表されたエレン...
プロジェクト
Updated: 2026年6月

気候変動下における日本とインド太平洋地域の安全保障の実現:経済安全保障との関連を中心に

気候安全保障に関する特集ページでは、気候安全保障に関連する研究成果と関連情報を発信しています。具体的には、国際動向の調査をはじめとして、エネルギー安全保障、食料安全保障、気候変動を一因とする人の移動、気候変動適応と安全保障、海洋安全保障など、多岐にわたるテーマを掘り下げ、多様な観点から議論していきます。