水素に関わる意思決定を行う上での必須知識・動向を獲得する機会に
脱炭素社会実現のツールおよび将来の成長産業として、「水素」に期待が集まっています。政府や企業が巨額の投資を検討する一方、水素の効果的な用途、原料となる一次エネルギーの選択、そして社会全体での効率的なインフラのあり方などにはまだ不確実性(リスク)もあり、企業や政策担当者には、それらリスクの見極めと適切な意思決定が求められています。
その様な中、IGESでは、Bloomberg New Energy Finance(ブルームバーグNEF)創設者で、各国政府、国連、著名なエネルギー企業のアドバイザーなども務める世界的エネルギーアナリスト、マイケル・リーブライク氏をお迎えしたウェビナーを開催します。ウェビナーでは、水素と同様に期待が集まるアンモニア(特にエネルギー利用)についてもIGESの研究員がその可能性とリスクについて話題提供を行います。
◇見どころ
2022年世界水素総会(World Hydrogen Congress 2022)における基調講演が大きな話題を呼んだ、マイケル・リーブライク氏による日本初講演。
- 水素関連ビジネスや政策立案における意思決定の精度の向上へ、経済合理性、エネルギー効率、物理特性からみた「水素の特性・効果的な用途」をわかりやすく解説。
- 世界的に進む「再エネ革命」と、水素などの関係性について理解する視座を得られる。
- 再エネ、アンモニア、合成燃料等、様々な脱炭素エネルギーの特性を知る。
◇基調講演者
マイケル・リーブライク(Michael Liebreich)Liebreich Associates 会長 兼 CEO
マッキンゼー社を経て、New Energy Finance(後のBloomberg New Energy Finance)を創設。2014年まで同社のCEOを務め、エネルギーや脱炭素技術に関する情報で世界をリードする独立系プロバイダーを率いた。その後はShellやEquinor等の大手エネルギー企業のアドバイザー、英国政府審議会委員、国際エネルギー機関(IEA)、World Economic forum、WBCSD、Hydrogen Council(水素協議会)などの国際機関・ネットワークの委員などを歴任。国連総会やG7のエネルギー大臣会合などでも講演。また、ロンドン市交通局の取締役を務めたほか、脱炭素ソリューションに投資するベンチャーキャピタルを創設するなど、交通や投資分野にも精通。エネルギー工学、交通工学、経済学、投資などの専門知識を統合した分析は国際的に高く評価されている。ケンブリッジ大学経済学士、ハーバード大学MBA。
イベントの詳細
Zoomオンライン
日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)事務局
公益財団法人地球環境戦略研究機関内(IGES)
[email protected]
発表資料
18:30 | 開会 | ||
18:32-19:20 | 基調講演 | 「脱炭素社会における水素の役割と課題」(仮) マイケル・リーブライク リーブライクアソシエイツ 会長 兼 CEO | |
19:20-19:40 | 話題提供 | 「日本の石炭アンモニア混焼政策」 滝沢 元 地球環境戦略研究機関 気候変動とエネルギー領域 研究員 | PDF (2.91MB) |
19:40-20:10 | 質疑応答 | モデレーター: 田村 堅太郎 地球環境戦略研究機関 気候変動とエネルギー領域 ディレクター | |
20:15 | 閉会 |