- 日本語
委託報告書
本報告書は、東京都とさいたま市との都市間連携を通してクアラルンプール市(以下、KL市)が進める、ゼロエミッション実現のための活動とこれまでの成果を示す。
KL市は東京都とは2019年度から、さいたま市とは2022年度から建築物の低炭素化に資する制度や事例について情報を共有してきた。今年度は、カマルザマンKL新市長(令和5年4月就任)の訪日の折に、竣工したばかりの東京都内の脱炭素ビル「麻布台ヒルズ」とさいたま市の美園地区の「スマートホーム・コミュニティ」に加えて、を視察する機会も提供した。
更に東京都が2025年度の施行に向けて準備を進める「新築住宅を供給するハウスメーカー等に屋根へのソーラーPVの設置と高断熱化を義務付ける条例」の制度内容、さいたま市が電気自動車の普及に向けて事業者を巻き込みながら進めたE-KIZUNA Project等の貴重なノウハウがオンラインワークショップにおいて伝授された。
また、行政担当者、民間事業者を中心に進めてきた連携だが、令和5年度は新たな試みとして、東京都とKL市の子供たちの環境教育プログラムを両自治体が一緒に構築し、カーボンニュートラルへの理解と共感の輪を市民レベルに広げた。
著者:
日付:
著作権:
Languages:
- 日本語