責任ある木材調達


森林は世界の陸地面積の3割を占め、気候変動の緩和や適応、生物多様性や地域社会の生計の維持に重要な役割を果たしており、森林・木材産業はその持続可能な管理のためのキープレーヤーです。しかし木材の違法な伐採や輸出は世界の森林の大きな減少要因となっており、その抑制のため、EU木材規則や米国改正レーシー法など各国での取り組みが進められています。日本政府も2006年のグリーン購入法の改正と「木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明のためのガイドライン」の策定、2016年の「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(クリーンウッド法)」の制定などにより違法伐採木材の抑制を進めてきました。クリーンウッド法は2022年を目途に見直しを行うことになっており、その趣旨が効率的・効果的に達成されるようになることが期待されています。

関連イベント

 
 

関連委託事業報告書

2023年3月 Summary for business entities: Vietnam’s timber exports to Japan during 2018–2021 with a focus on products made using imported high-risk species and Vietnam’s plantation timber supply chain: good practices to promote legal and sustainable timber product
2023年3月 Summary for Business Entities: Revised Forest Law and Status of Timber Legality Verification by Business Entities in China
2023年3月 Legislation and other initiatives for legal timber trade in China
2023年3月 Status of Timber Legality Verification by Business Entities in China
2023年3月 令和4年度 林野庁委託事業 「クリーンウッド」普及促進事業のうち 違法伐採関連情報の提供(クリーンウッド・ナビ関連)報告書
2023年3月 令和4年度 林野庁委託事業 「クリーンウッド」普及促進事業のうち 違法伐採関連情報の提供(⽣産国における情報調査)報告書
2023年3月 令和3年度林野庁委託事業「クリーンウッド」利用推進事業のうち生産国リスク情報活用に向けた調査報告書 上巻(合法性確認の手引きの作成等)
2023年3月 令和3年度林野庁委託事業 「クリーンウッド」利用推進事業のうち生産国リスク情報活用に向けた調査報告書下巻 (先進事例調査)
2022年12月 Policies and initiatives for sustainable wood use promotion by public and private sectors in Japan
2022年3月 令和3年度林野庁委託事業「クリーンウッド」普及促進事業のうち違法伐採関連情報の提供(生産国における現地情報調査)報告書
2021年3月 令和元年度林野庁委託事業 「クリーンウッド」利用推進事業のうち 海外情報収集事業 報告書
2021年2月 令和元年度林野庁委託事業「クリーンウッド」利用推進事業のうち クリーンウッド法定着実態調査 報告書
2020年3月 平成30年度林野庁委託事業「クリーンウッド」利用推進事業のうち生産国の現地情報収集事業(大洋州地域等)報告書
2019年12月 平成30年度林野庁委託事業「クリーンウッド」利用推進事業のうちクリーンウッド法定着実態調査事業 報告書
2018年3月 【ペルー】「クリーンウッド」利用推進事業のうち生産国情報収集事業
2019年3月 平成29年度 「クリーンウッド」利用推進事業のうち生産国における 現地情報の収集(熱帯地域) 報告書

関連リンク

note

世界の持続可能性を考える上で、気候変動の緩和や適応、生物多様性や地域社会の生計の維持に重要な役割を果たす森林の重要性への認識が広がりつつあります。IGESのnote公式マガジン「もっと知りたい世界の森林最前線」では、IGES生物多様性と森林領域に所属する研究員が、主に森林に携わる方向けに、世界のニュースや論文などを日本語でご紹介しています。