責任ある木材調達


森林は世界の陸地面積の3割を占め、気候変動の緩和や適応、生物多様性や地域社会の生計の維持に重要な役割を果たしており、森林・木材産業はその持続可能な管理のためのキープレーヤーです。しかし木材の違法な伐採や輸出は世界の森林の大きな減少要因となっており、その抑制のため、EU木材規則や米国改正レーシー法など各国での取り組みが進められています。日本政府も2006年のグリーン購入法の改正と「木材・木材製品の合法性、持続可能性の証明のためのガイドライン」の策定、2016年の「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(クリーンウッド法)」の制定などにより違法伐採木材の抑制を進めてきました。クリーンウッド法は2022年を目途に見直しを行うことになっており、その趣旨が効率的・効果的に達成されるようになることが期待されています。

関連リンク

note

世界の持続可能性を考える上で、気候変動の緩和や適応、生物多様性や地域社会の生計の維持に重要な役割を果たす森林の重要性への認識が広がりつつあります。IGESのnote公式マガジン「もっと知りたい世界の森林最前線」では、IGES生物多様性と森林領域に所属する研究員が、主に森林に携わる方向けに、世界のニュースや論文などを日本語でご紹介しています。