パリ協定の下で平均気温上昇を1.5℃以内に抑えるための対策を進めていますが、気候変動の影響が一層顕著になる中、資金や対策の不足が続いています。
特に影響を受けやすい途上国においては、適応策のニーズと適応策への資金フローとの間には大きなギャップがあり、事前投資、気候変動対策と持続可能な開発を両立させる「気候変動に強靭な開発」を進めることにより影響を縮小することが必要です。また、パリ協定の実施、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた相互の連携強化が不可欠であり、気候変動、生物多様性、環境汚染等を組み合わせたシナジーの必要性が共有されています。JICAは、日本の経験をいかした事前投資を含めた適応策支援とともに、気候変動適応策と他の課題解決のコベネフィットやシナジーの発現を事業において推進しています。
本イベントでは、「気候変動に強靭な開発」の実現に向けて、気候変動対策と持続可能な開発を両立させて、マルチセクターでシナジーを発現させるための方向性を、特に適応策に焦点をあてて、国際機関、研究機関、政府、援助機関等の視点から明らかにすることを目的としています。
イベントの詳細
日時
2024年11月13日(水) 10:00-11:15(アゼルバイジャン時間)/15:00-16:15(日本時間)
会場
COP29 ジャパン・パビリオン(オンライン同時配信あり)
主催
Japan International Cooperation Agency (JICA)
使用言語
英語(日本語同時通訳付)
(Simultaneous interpretation)
発表資料
イベントの詳細
日時
2024年 11月13日(水)10:00-11:15 (AZT) / 15:00-16:15 (JST)
会場
COP29 ジャパン・パビリオン(オンライン同時配信あり)
使用言語
英語(日本語同時通訳付)
発表資料
冒頭あいさつ | |||
宮崎 桂 国際協力機構(JICA)副理事長 | |||
基調講演: 適応策に向けた開発金融機関の取り組み | |||
Fatima Yasmin アジア開発銀行(ADB) セクター・テーマ担当副総裁 | |||
冒頭発表 1: 日本政府の気候イニシアティブ | |||
渡邉 和紀 財務省 副財務官 | |||
写真撮影 | |||
冒頭発表 2: 適応策と気候変動に強靭な開発に向けたアプローチ | |||
見宮 美早 国際協力機構(JICA)サステナビリティ推進特命審議役 企画部サステナビリティ推進室長 | |||
冒頭発表3: 地球規模課題に対処するための気候変動と開発課題のシナジー | |||
Diána Ürge-Vorsatz, IPCC 副議長 | |||
ケーススタディ: 適応策の好事例 | |||
Rosalind Amornpitakpun タイ国 天然資源環境省気候変動環境局 気候変動適応部気候変動適応ガイドライン能力強化セクション長 | |||
パネルディスカッション | |||
モデレーター:川西 正人 国際協力機構(JICA) 国際協力専門員 | |||
Diána Ürge Vorsatz IPCC 副議長 | |||
Rosalind Amornpitakpun タイ国 天然資源環境省気候変動環境局 気候変動適応部気候変動適応ガイドライン能力強化セクション長 | |||
Naeeda Crishna Morgado アジア開発銀行 気候変動対策専門官 | |||
マチェイ ソコロフスキー 慶應義塾大学SFC 総合政策学部 特任准教授 | |||
閉会挨拶 | |||
松澤 裕 環境省 地球環境審議官 |