日本政府は、2050年までのカーボン・ニュートラルと2030年までに2013年比で46%の排出削減、さらに50%の高みを目指すという中間目標を掲げています。政府はグリーントランスフォーメーション(GX)を実現するために、今後10年間で20兆円規模の政府の先行投資、150兆円を超える官民のGX投資を目指しており、その足がかりとして2024年2月、5月にクライメート・トランジション利付国債を発行しました。
こうした投資の流れをさらに加速させ、あらゆるステークホルダーが一丸となってトランジション(着実な脱炭素化に向けた移行)を推し進めていくためには、1.5℃目標と科学的根拠に基づく信頼性の高いトランジション計画の策定、開示、評価が求められます。
本ウェビナーでは、IGESとClimate Bonds Initiativeが共同で7月にリリースした「トランジション戦略ツールキット」のガイダンスと原則に学びながら、日本の企業の日々のトランジション推進で活用されることを目指して、政策立案者、投資家、NGOの視点から、強固で信頼できるトランジション戦略とは何かを議論しました。そして、そうした戦略の策定・運用・評価の方法、適切な情報開示を実践するために必要なことは何かを深りました。
対象者
本ウェビナーは、サステナブルファイナンスに一定の関心を持ち、債券市場について基礎的な知識を有する方々を対象として想定しています。トランジションファイナンスやトランジション計画の策定・評価に関わる投資家や企業の担当者に向けた内容です。
ウェビナーの形式と概要
・ウェビナー形式:1時間のオンラインセミナー(Zoomによるバーチャル形式)
16:00-16:50 プレゼンテーション
16:50-17:00 質疑応答
イベントの詳細
オンライン(Zoom)
IGES ファイナンスタスクフォース
セミナー事務局
E-mail:[email protected]
発表資料
プログラム
トランジション戦略ツールキット発表ウェビナー「1.5℃目標に整合したトランジション計画とアセスメント」 司会進行: 細谷 優希 Climate Bonds Initiative ジャパン シニアビジネスディベロップメント アナリスト | |||
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16:00-16:50 | 高田 英樹 | GX推進機構(脱炭素成長型経済構造移行推進機構) 理事 | PDF (1.7MB) |
宮本 泰俊 | 日本生命保険相互会社 財務企画部 責任投融資推進室 室長 | PDF (1.6MB) | |
IGES ファイナンスタスクフォース プログラムディレクター | PDF (847KB) | ||
Climate Bonds Initiative ジャパン プログラムマネージャー | PDF (1.3MB) | ||
16:40-17:00 | 質疑応答 |