2023年11月27日(月)14:00-15:00
COP28までに、5回にわたって焦点を整理し予習するCOP28直前シリーズの最終回は、緩和(1.5℃目標に向けた最新動向)です。2021年のCOP26で採択されたグラスゴー気候合意によって、パリ協定の軸足は1.5℃目標に移りました。しかし、世界の温室効果ガス排出量は、コロナ禍の影響で2020年にいったん前年比減となりましたが、その後、再び上昇傾向となり、2022年の温室効果ガス濃度は古気候学の記録と照らしても過去80万年間で最高となりました。温暖化傾向も続き、2023年は観測史上最も暑い年となる可能性が高いです。グテーレス国連事務総長は「地球沸騰化の時代が到来した」と警鐘を鳴らしています。一方で、国際エネルギー機関(IEA)は、再生可能エネルギーや電気自動車の急速な普及により、世界の石炭、石油、天然ガスからの二酸化炭素排出量は、追加的な対策がなくとも、2030年までにピークアウトするとの見通しを発表しています。1.5℃目標達成には、追加的な対策を早急に実施し、排出量ピークアウトを前倒しにする必要があります。
本ウェビナーでは、今年のG7やG20の成果、主要国の取り組み動向を振り返りつつ、COP28における論点や見通しについて議論しました。
イベントの詳細
日時
2023年11月27日(月)14:00-15:00
会場
オンライン
使用言語
日本語
コンタクト
発表資料
COP28直前ウェビナーシリーズ第5回「COP28の焦点 1.5℃目標に向けた最新動向」 司会進行: 大塚 隆志 戦略マネージメントオフィス ナレッジ・コミュニケーションディレクター | |||
---|---|---|---|
5分 | 開会挨拶 | ||
25分 | 田村 堅太郎 気候変動とエネルギー領域 プログラムディレクター | PDF (3.2MB) | |
30分 | 質疑応答 |