環境省の支援のもと、IGES東京サステイナビリティフォーラムに設置されている生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)侵略的外来種評価技術支援機関は、2022年4月4日から4月10日にかけて、IPBES侵略的外来種評価第3回執筆者会合および第3回政策決定者向け要約(SPM)ワークショップを、デンマーク・オーフスおよびオンラインのハイブリッド形式で開催し、外部レビューへの対応方針や最終稿の執筆方針、各章の主要メッセージなどに関する専門家間での活発な議論を支援しました。なお、オーフス会場は、オーフス大学生物学科のご厚意により無償で提供されました。
侵略的外来種は、2019年発表のIPBES地球規模評価報告書でも生物多様性減少の5つの主要要因のひとつに挙げられた地球規模の重要課題です。これを受けて、IPBES侵略的外来種評価が2019年5月に始まり、すべての地域と多様な専門性を網羅する40ヵ国以上約90名の専門家により、侵略的外来種の現状および傾向、それらの要因の評価が行われ、効果的な管理・適応戦略につながる政策オプションが検討されています。
2019年8月につくば市で開催された第1回執筆者会合、2020年12月にオンライン開催された第2回執筆者会合を経て、2021年12月15日から2022年2月15日にかけて実施された評価報告書第2稿及びSPM第1稿の外部レビューでは、外部査読者から高い関心および多数のコメントが寄せられました。今回の第3回執筆者会合の成果をもとに、今後は評価報告書最終稿およびSPM最終稿の作成を進めていきます。評価報告書の最終案は第10回IPBES総会(2023年開催予定)に提出され、130ヵ国以上の加盟国により審議される予定です。
イベントの詳細
デンマーク・オーフス大学(ハイブリッド開催)
生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)侵略的外来種評価技術支援機関
地球環境戦略研究機関 東京サステイナビリティフォーラム内
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発表資料