E-newsletter (日本語版) | 2023年5月11日発行

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E-newsletter IGES
2023年5月11日発行
高品質な炭素市場の構築を目指して - パリ協定6条実施パートナーシップセンター
お知らせ
「パリ協定6条実施パートナーシップセンター」設立に向けて
国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(UNFCCC COP26)において、パリ協定6条のルールの大枠が合意され、市場メカニズムを活用した世界的な排出削減の進展が期待されています。6条の実施を拡大するためには、高品質な炭素市場を構築し、民間投資を増やすことが必要です。これを受けて、昨年開催されたCOP27では、日本が中心となり「パリ協定6条実施パートナーシップ」が立ち上がり、2023年4月27日時点で66か国32機関が参加しています。他方、6条ルールの理解促進や実施に必要な体制整備ならびに人材育成が急務の課題となっており、こうした支援ニーズに応え、パートナーシップの活動を促進するために、「パリ協定6条実施パートナーシップセンター」の設立がG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合において表明され、環境省が立ち上げの準備を進めています。IGESは様々な国・機関のニーズに対する支援を持続的に提供するため、「パリ協定6条実施パートナーシップセンター」の事務局を務めます。

プレスリリース

パリ協定6条実施パートナーシップ(英語のみ)

「IGES日本語で読むシリーズ」解説ウェビナーを開始
IGESでは、国際社会で注目を集める環境・持続可能性に関する主要報告書について、日本語翻訳版や日本語による解説ハンドブックをタイムリーに作成し、特集ページ「IGES日本語で読むシリーズ - 世界の環境関連の重要文書を日本語でチェック!」で紹介しています。この度、その中から特に国内のニーズが高い報告書を取り上げて解説する新たなウェビナーシリーズを開始しました。翻訳に関わった研究員による簡潔な解説、監訳者や他の研究員との対話、視聴者との質疑応答の3部構成を基本とし、毎回30分~60分程度で実施していきます。第1回と第2回は、国連環境計画(UNEP)が毎年発表している「適応ギャップ報告書」と「排出ギャップ報告書」の各2022年版の解説を4月19日と21日にそれぞれ行いました。

プレスリリース

解説ウェビナーの詳細・今後の予定

「IGES日本語で読むシリーズ - 世界の環境関連の重要文書を日本語でチェック!」 

G7特集ページ:IGES研究員による速報解説を公開
G7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合が4月15日~16日に開催されました。「G7特集ページ」では、緩和、循環経済、生物多様性、グローバル・ストックテイク、適応、ロス&ダメージ、ファイナンス等の主要トピックについて、IGES研究員が速報として今次会合での議論や採択されたコミュニケ(共同声明)を簡潔に評価し、G7によるメッセージならびに今後の展望を解説しています。また、T7(Think7:G7サミットに提出する提言を取りまとめるエンゲージメントグループの1つ。世界中のシンクタンクで構成。)の提言に、IGES研究員が執筆に携わったポリシーブリーフの内容が盛り込まれました。

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これからのイベント
気候変動ウェビナー炭素市場トラック「気になるカーボンクレジットの国際動向」(5月12日)
「気候変動ウェビナー 炭素市場トラック」を開始してから2年が経ちました。この間、COP26でパリ協定6条のルールの大枠が合意され、COP27では「6条実施パートナーシップ」が設立されました。また、日本をはじめ、6条2項の下での二国間メカニズムが拡大し、6条4項監督機関が設立されるなど様々な動きがありました。先日開催されたG7札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合では、「質の高い炭素市場の原則」が採択され、自主的炭素市場でも、自主的炭素市場十全性評議会(ICVCM)や自主的炭素市場十全性イニシアチブ(VCMI)、Climate Action Data Trustなど、新たなイニシアチブが立ち上がっています。本ウェビナーでは、国際的なイニシアチブに参画している研究員が、このように刻々と更新される炭素市場に関する情報を踏まえ、カーボンクレジットの動向や今後の見通しについて解説します。

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過去のイベント(発表資料・動画公開中)
OECDシンポジウム「気候変動および環境分野におけるOECDの取り組みとG7への貢献」
経済協力開発機構(OECD)は、より良い暮らしのためのより良い政策を実現するために、経済、教育、環境、開発援助の分野を中心とする専門知識に基づき、G7やG20をはじめとする国際的な政策プロセスに政策提言やデータ提供を行っています。4月17日に開催した本シンポジウムでは、気候変動および環境分野におけるOECDの取り組みを紹介するとともに、4月15日~16日に行われたG7 札幌 気候・エネルギー・環境大臣会合へのOECDの貢献を共有しました。また、脱炭素社会への移行や、生物多様性の損失を止め回復に転じるネイチャーポジティブ経済への移行といった世界共通の差し迫った課題の解決に向けて、今後OECDに期待される役割について議論を深めました。

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「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が世界にもたらすものとは?
2022年12月、生物多様性条約第15回締約国会議(CBD COP15)で生物多様性に関する新たな世界目標となる「昆明・モントリオール生物多様性枠組」(GBF)が採択されました。2030年までに残された期間、GBFが世界中の生物多様性国家戦略・行動計画(NBSAPs)の指針となることが期待されています。4月4日に開催した本ウェビナーではCBD、GBF、NBSAPsについて解説し、GBFに期待される役割や、NBSAPsに与える影響、実施に向けた課題などについて議論を深めました。

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第4回北九州SDGs研修「九州のゼロカーボンシティを訪問し、再生可能エネルギーから経済、社会への相乗効果を創出する実例を学ぼう」
IGES北九州アーバンセンターは、3月6日~10日にかけて、公募で選考された大学生・大学院生を対象に第4回北九州SDGs研修を実施しました。九州初の商用洋上風力発電事業が始動するゼロカーボンシティの福岡県北九州市と長崎県五島市を訪問し、行政、企業、漁業組合など多様なステークホルダーから、再生可能エネルギーの事業展開を通じて経済や社会への相乗効果を創出している多様な事例を実地で学びました。

研修報告および詳細はこちら

新刊出版物
ディスカッションペーパー
「営農型太陽光発電の経済性と自治体による促進の意義」
小川 龍一; 田中 勇伍

「Leveraging Opportunities through Local Initiatives to Achieve Net Zero Emissions by 2050: A Case Study of Da Nang City, Vietnam」
Naoki MORI; Ngoc-Bao PHAM; Nam Thang DO; Wei Chin (Shom) TEOH

ブリーフィングノート
IGES専門家による「IPCC第6次評価報告書統合報告書のここに注目しました」
田村 堅太郎; 水野 理; 田辺 清人; 松尾 直樹

政策プロセスへの提言
「Key Priorities of Non-state Actors (NSAs) in Southeast Asia for the Global Stocktake (GST)」
IGES; Institute for Climate and Sustainable Cities (ICSC)

ツール・データベース更新
「これからの事業存続のために知っておきたい再生可能エネルギー活用のためのキーワード(Ver.3)」

「IGES List of Grid Emission Factors」

査読付論文
「Development of a Method for Downscaling Ecological Footprint and Biocapacity to a 1-km Square Resolution」(Sustainability Science)
Keiko HORI; Shuji SHIRAHAMA; Shizuka HASHIMOTO; Osamu SAITO; Takanori MATSUI; Chihiro HAGA

「Modeling Desirable Futures at Local Scale by Combining the Nature Futures Framework and Multi-objective Optimization」(Sustainability Science)
Chihiro HAGA; Marimi MAED; Wataru HOTTA; Takanori MATSUI; Masahiro NAKAOKA; Junko MORIMOTO; Hideaki SHIBATA; Shizuka HASHIMOTO; Osamu SAITO; Sana OKAYASU; HyeJin KIM; Garry PETERSON

「サステイナビリティ・サイエンスの展開-人新世の時代を見据えて-」(環境科学会誌)
田崎 智宏; 亀山 康子; 増井 利彦; 高橋 潔; 鶴見 哲也; 原圭 史郎; 堀田 康彦; 小出 瑠

「Shifting Sands: Assessing Bankline Shift Using an Automated Approach in the Jia Bharali River, India」(Land)
Jatan DEBNATH; Dhrubajyoti SAHARIAH; Anup SAIKIA; Gowhar MERAJ; Nityaranjan NATH; Durlov LAHON; Wajahat ANNAYAT; Pankaj KUMAR; Kesar CHAND; Suraj Kumar SINGH; Shruti KANGA

「Simulating Groundwater Potential Zones in Mountainous Indian Himalayas-A Case Study of Himachal Pradesh」(Hydrology)
Anshul SUD; Rahul KANGA; Suraj Kumar SINGH; Gowhar MERAJ; Shruti KANGA; Pankaj KUMAR; AL RAMANATHAN; Sudhanshu; Vinay BHARDWAJ

「Exploring the Opportunities and Challenges of ICT-Mediated Food Sharing in Japan」(Sustainability)
Alice YAMABE (LEDOUX); Osamu SAITO; Keiko HORI

「Low-Carbon Lifestyles beyond Decarbonisation: Toward A More Creative Use of the Carbon Footprinting Method」(Sustainability)
Atsushi WATABE; Alice YAMABE (LEDOUX)

「Spatial Characterization of Cultural Ecosystem Services in the Ishigaki Island of Japan: A Comparison between Residents and Tourists」(Ecosystem Services)
Yuno TAJIMA; Shizuka HASHIMOTO; Rajarshi DASGUPTA; Yasuo TAKAHASHI

「Ambitious EV Policy Expedites the E-waste and Socio-environmental Impacts in India」(Resources, Conservation and Recycling)
Vivek Anand ASOKAN; Heng YI TEAH; Erin KAWAZU; Yasuhiko HOTTA

メディア掲載
気候変動とエネルギー領域の栗山昭久研究員のインタビュー記事が読売新聞に掲載されました。
3月28日「論戦に期待 23知事選 脱炭素DX推進がカギ」(web掲載なし)

気候変動とエネルギー領域の田村堅太郎プログラムディレクターのインタビュー記事が共同通信、ほか全国地方新聞に掲載されました。
4月8日「札幌で15日からG7環境相会合『排出ゼロ、中長期の絵姿を』」(web掲載なし)

採用情報
2023年6月30日締切
・生物多様性と森林領域 研究員 1名

採用者決定次第終了
・戦略マネージメントオフィス(ナレッジコミュニケーション) プログラムコーディネーター(非常勤職員)1名

・戦略マネージメントオフィス(ナレッジコミュニケーション) マーケティング・コミュニケーションズ スペシャリスト 1名

・戦略マネージメントオフィス(計画と管理)会計担当マネージャー、会計担当スタッフ 若干名

・気候変動とエネルギー領域 研究員 1名

皆さんのご応募をお待ちしております!

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