サステナブル金融商品に関する文献によるインパクトのとらえ方の傾向 ―システマティックレビュー―

Event: 環境経済・政策学会2024年大会
Date: 2024年9月14日(関西大学 千里山キャンパス)
コンファレンスペーパー

近年、グリーンボンド等のサステナブル金融商品の発行額の増加が顕著である。これら金融商品の財務面でのパフォーマンスは重要だが、同時に気候変動等の環境問題が危機的な状況にある中、環境面でのインパクトを創出し、貢献することも非常に重要である。サステナブル金融商品に関する学術論文は増加傾向にあるが、これら論文はどの程度環境課題にフォーカスしてきたのかは明らかではない。本研究ではサステナブルファイナンスの中でも、特にサステナブル金融商品に焦点をあて、サステナブル金融商品のインパクトを議論している学術論文が、どのような観点からどのようなテーマを対象にインパクトを扱ってきたか、さらに、これら金融商品による環境課題へのインパクトについてどのような結果を導いたかを探る。

著者:
Morita
Kanako
日付: