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本業務は気候変動適応国際会議における議論動向の把握と必要な発言を行うとともに、それを整理して
環境省への政策提言を行うことを目的とする。特に、国連気候変動枠組条約第 28 回締約国会議(COP28)
等の重要な国際会議においては、環境省の会議対応を支援した。
業務内容は、(1) 気候変動適応国際会議における議論の動向把握と提言、(2)気候変動枠組条約第 28
回締約国会議等の支援、(3)国際機関に提出する文書案作成支援の 3 項目である。
まず(1)では、世界における気候変動に対する強靭性強化に我が国が適切な貢献を果たすため、世界に
おける適応及び損失と損害に係る議論の動向を把握し、かつ必要に応じて日本の施策を広く世界にアピ
ールすることを目的として、今後の施策推進のために情報収集及び発信が必要な関連国際会議にオンラ
インで参加した。そして、参加会議の議事報告等を通じ、我が国の適応国際協力分野における政策提言
を環境省に対して行った。
(2)については、COP28 に付随する国際会議やワークショップ等にオンラインで参加し、UNFCCC 下での
適応関連交渉の動向を把握し、その内容を環境省に報告した。また、令和5年6月にドイツ連邦共和国
ボンで開催された第 58 回補助機関会合(SB58)及び、11 月から 12 月にかけてアラブ首長国連邦ドバイで
開催された COP28 本会合、及び補助機関会合に、環境省の会議対応の支援を目的として参加した。さら
に、COP28 の会期中に開催されたジャパンパビリオンにおいて、損失と損害に関連するサイドイベントを
開催した。
(3)では、主に適応に関する世界全体の目標に係る議題について、環境省が UNFCCC に提出する適応関
連のサブミッション案として 6 文書を和文及び英文で作成した。
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