地域再生のための環境ビジネス:2005年度「産業と環境」国際シンポジウム報告書

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地域再生のための環境ビジネス:2005年度「産業と環境」国際シンポジウム報告書

The International Symposium "Environmental Business for Regenerating Local Society", which was organised by the Institute for Global Environmental Strategies (IGES) - Kansai Research Centre (KRC) in cooperation with the 21st Century Research Organization for Human Care at the Kobe Portopia Hotel on February 3, 2006 provided important insights into various issues effecting Environmental Business. In Japanese.

IGES関西研究センターは、(財)21世紀ヒューマンケア研究機構とともに、2006年2月3日、2005年度「産業と環境」国際シンポジウムを神戸ポートピアホテル(神戸市・ポートアイランド)で開催した。

今回のシンポジウムでは、地域の特性を活かした、地域の持続可能性を高めるための環境ビジネスの役割を中心に、国内外の専門家からその多様な取組みが報告された。

基調講演では、ニール・セルドマン氏(米国、地域の自立のための研究所)から、持続可能な発展のためには新しいルールの制定が必要であることや、米国の地方レベルでは環境ビジネスを推進するための様々な取組みが進展していることについて紹介があり、現在が岐路に立った重要な時期であるとの話があった。

パネル報告では、21世紀の環境ビジネスを発掘するためにはどのようなところに視点を当てればよいか、インドにおけるエコタウンではどのような取組みが行われているか、モノを作らない時代においてどのような産業が必要とされるか、かつての工業地帯を再生するためにどのような取組みが行われているか、といったことが紹介された。また、環境ビジネスを起業するための制度は一部整ってきたものの、まだ課題が残されていること、環境ビジネスを展開していく上で付加価値の高いものから取り組む戦略が効果的であることなどの意見交換が行われた。最後に、各パネリストから、地域再生のための環境ビジネスに関するキーワードを発表していただき、議論を締め括った。

Remarks:

This report is written in Japanese.
English version is available at:
http://pub.iges.or.jp/modules/envirolib/view.php?docid=498

日付: