4月22日・23日、バイデン米大統領の呼びかけにより、気候サミット「Leaders’ Summit on Climate」 が開催されました。サミットには40名を超える国や機関、自治体、企業の代表が参加し、温室効果ガスの削減に向けた取り組みについて協議しました。 アメリカ、日本をはじめとした国々が自国の温室効果ガス削減目標の引き上げや、脱炭素化に向けた取り組みを発表し、改めて世界の脱炭素化に向けた国際協調を呼びかけました。 本サミットのテーマとして、具体的には、今後重要とされる10年間の取り組み、ネットゼロへの移行推進と気候変動に脆弱な国に対する官民資金の動員、クリーンエネルギーへの移行、技術のイノベーション促進、自然を基盤とした解決策、気候変動がもたらす世界的な安全保障の課題について議論が行われました。
このページでは、今回のサミットについて各国の発表の仮訳、サミットに関する考察や関連出版物などをご紹介していきます。
* IGESは、翻訳の正確性について万全を期しているが、翻訳により不利益等を被る事態が生じた場合には一切の責任を負わないものとする。日本語版と原典の英語版との間に矛盾がある場合には、英語版の記述・記載が優先する。
議事要旨とファクトシートのIGES仮訳
原文(ホワイトハウスプレスリリース) | IGES仮訳 |
---|---|
気候サミット 議事要旨 | PDF (497KB) |
ファクトシート: バイデン大統領主催 気候サミット | PDF (704KB) |
各国の声明文とIGES仮訳
関連イベント
気候変動ウェビナーシリーズ
気候変動を巡る国際動向-気候リーダーズサミットからCOP26に向けて
ついに、日本の2030年削減目標が2013年比26%から46%へと、2050年カーボンニュートラルに向けてより踏み込んだ数字に引き上げられました。これを受け、企業・自治体などの脱炭素に向けた動きはますます加速していくでしょう。第2回目の今回は、4月22日にバイデン大統領の呼びかけで開催された「気候リーダーズサミット」の内容・成果についてご報告するとともに、COP26に向けた国内外の動きについて解説します。 イベントの詳細 日付 2021年5月13日(木)14:00 - 15:00 会場...
関連プロジェクト
Updated: 2024年10月
気候変動ウェビナーシリーズ
昨年10月末の菅首相による「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」との発表を受け、企業・自治体などの動きが加速しています。国外においても、米国、EU、中国、韓国など多くの国がカーボンニュートラルを発表するなど動きが活発化しています。こうした状況を受け、2021年のCOP26はパリ協定が採択されたCOP21以降、もっとも注目されるCOPとなる見込みです...
Updated: 2024年10月
UNFCCC COP 特集
国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)と、その補助期間会合(SB)に関する情報のまとめページです。毎年開催されるCOPについて、IGESからの提言、IGESオリジナルの解説記事、交渉の様子や現地で行われるイベント情報、重要レポートや決議文書の翻訳・解説などをお届けします。 2011年のCOP17以降の記事をご覧いただけます。
Updated: 2022年7月
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)特集
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)に関する情報をまとめた特集ページです。IGESはIPCCのインベントリタスクフォースを技術的に支援している他、複数の研究者が報告書の執筆にも関わっています。このページではそうして得られた知見をもとに、各報告書のサマリーの翻訳や、関連資料、解説記事や執筆者インタビューなどを発信していきます。
Updated: 2024年11月
IGES日本語で読むシリーズ 世界の環境関連の重要文書を日本語でチェック!
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の特別報告書をはじめ、世界には様々な環境関連文書があります。IGESでは、その中でも特に重要なものやIGESの研究員が執筆に関わったものなどを中心に日本語翻訳版や日本語による解説ハンドブックを作成しています。このページでは、これまでに発表した日本語翻訳版やハンドブック等を紹介しています。