深刻化する気候危機は、都市における気候変動と健康の関連性を浮き彫りにしています。こうした中、世界の各都市は、健康的な生活環境の提供に向けて、両者の関連性を考慮した各種施策を展開しています。例えば、送電網や交通システムの脱炭素化により都市の大気汚染を減らすことで呼吸器系疾患の発生を抑制したり、屋上緑化や都市公園の拡大により雨水管理を図ることで洪水リスクを軽減したりすることが挙げられます。さらに、こうした取り組みによって都市をクールダウンすることは、熱中症のリスクを下げることにもつながります。本ウェビナーでは、日米3都市での取り組みを共有し、都市での生活の質を高めながらネット・ゼロ排出を達成する方法について議論を行います。
本イベントは、ウェルカム・トラストの助成を受け、地球環境戦略研究機関(IGES)が主導し、ウッドロー・ウィルソン・センター他8機関が実施するプロジェクト 「Leveraging co-benefits for healthy net-zero transitions in Japan and other G7 cities 」の一環で取り組んでいるものです。
イベントの詳細
日時
2024年8月16日 10:00-11:30(米国東部時間)、2024年8月17日 0:00-1:30(日本時間)
会場
ウッドロー・ウィルソン・センター6階フロム・オーディトリアム
1300 Pennsylvania Ave NW Fl 3, Washington, DC 20004
共催
使用言語
英語(一部日本語)
(Simultaneous interpretation)
発表資料
モデレーター: ジェニファー・L・ターナー、中国環境フォーラム・ディレクター
10:00-10:02 | 開会挨拶 | ウッドロー・ウィルソン・センター | |
10:03-10:05 | 歓迎の辞 | ウェルカム・トラスト | |
10:05-10:12 | はじめに | エリック・ザスマン IGES リサーチリーダー | |
10:12-11:00 | 都市プレゼンテーション | ||
ワシントンDCの経験 | ジェン・ハッチ ワシントンDC エネルギー環境部門(DOEE)、グリーンビルディング&気候部 チーフ | ||
川崎市の経験 | 武部 利永子 (川崎市 環境局環境総合研究所 都市環境研究担当 主任) | ||
辻田 絵梨 (川崎市 環境局環境総合研究所 都市環境研究担当 職員) | |||
上澤 美奈 (川崎市 川崎区役所道路公園センター 協働・利活用推進担当 課長補佐) | |||
ボルチモアの経験 | エヴァ・リチャードソン(メリーランド州ボルチモア市持続可能性オフィス | ||
八戸市の経験 | 前田 晃 (八戸市 市民環境部 部長) | ||
ロックヴィルの経験 | アマンダ・キャンベル サステナビリティ・コーディネーター(ロックヴィル市) | ||
新潟県の経験 | 朱美華 (アジア大気汚染研究センター 企画研修部・大気研究部 上席研究員) | ||
11:00-11:30 | パネルディスカッションと質疑応答 |