2020年2月11-13日
パリ協定第13条の「強化された透明性枠組み(ETF)」は、各国に対して、国別排出削減目標(NDC)の実施に関する情報を定期的に報告することを義務付けています。同時にこの報告は、各国が緩和(排出削減)行動の実施状況を取りまとめ、追加的な措置が必要ないかを検討する最良の機会としても捉えられています。
2020年2月11日~13日、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)は、環境省委託事業の一環として、UNFCCC-IGES地域協力センターとの協力のもと、タイ・バンコクで「アジア透明性ワークショップ~パリ協定の実施~」を開催しました。アジア12カ国から各国の報告書の作成を担当する政府関係者およびUNFCCC事務局等、関連する国際機関の専門家など約50名が参加しました。
本ワークショップでは、次のNDC策定に向けた、ETFのもとで集められた情報の“活用”のあり方や、パリ協定第6条に基づいて実施される国際市場メカニズの報告の仕方について、活発な議論が行われました。また、IPCCインベントリータスクフォース技術支援ユニットの協力を得て、2006年IPCC温室効果ガスインベントリガイドラインに関するトレーニングも実施しました。
ワークショップのアジェンダと議論の結果概要は、以下よりダウンロードいただけます(英語のみ)。
イベントの詳細
日時
2020年2月11-13日
会場
Pullman Bangkok King Power Hotel
主催
使用言語
英語
参加者
約50名