『持続可能な社会への挑戦-北九州市とアジア都市との連携』出版記念セミナー

チーム北九州でつくる持続可能な社会 ~これからの環境国際協力を考える~

(日本標準時)

公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)北九州アーバンセンターは、北九州市ならびに北九州イノベーションギャラリーとの共催で、11月22日(木)、北九州イノベーションギャラリーにて、『持続可能な社会への挑戦-北九州市とアジア都市との連携』出版記念セミナー「チーム北九州でつくる持続可能な社会-これからの環境国際協力を考えるー」を開催いたします。

深刻な公害を克服した経験を持つ北九州市は、その過程で培われた環境管理のノウハウ、技術、産官学民のパートナーシップを生かして様々な取り組みを行っています。中でもアジアの都市と連携して進める環境国際協力は、その継続性、包括性、きめ細かな対応でパートナー都市の環境改善につながるような成果をあげており、日本の地方自治体の中でもトップランナーとして走り続けています。

近年、パリ協定や持続可能な開発目標(SDGs)のもとで持続可能な社会の実現に向けた取り組みが世界中で本格化する中、社会経済の基盤である都市の役割にあらためて注目が集まっています。IGESは、北九州市の協力のもと、このような国際的動向を踏まえ、北九州市の環境国際協力の中でも特に都市間連携で持続可能な社会づくりを支援する取り組みに着目し『持続可能な社会への挑戦-北九州市とアジア都市との連携』(日本語版・英語版)を取りまとめました。

本セミナーでは、「世界の環境首都」を目指す北九州市が、市内で培われてきた環境技術や環境管理のノウハウをもとに発展させてきた環境国際協力の実績を踏まえつつ、これからも北九州からアジア、そして世界の持続可能な社会づくりに貢献するためには何を行っていくべきか、北九州方式の国際協力の展望について議論します。


ディスカッションペーパー
パリ協定や持続可能な開発目標(SDGs)のように先進国、途上国の区別なく全ての国が参加するような国際約束が相次いで採択され、発効した。このような状況の下、国の政策や施策を地域の社会経済状況を考慮しながら具体化し、実施に移していく上で、地方自治体の役割が重要になっている。しかし、アジアの途上国では、このような国際条約に対する国の方針において都市の位置づけが明確になっていない、あるいは地方自治体のキャパシティが十分でないなどといった理由で、都市の取組が十分には進んでいない状況にある。国の方針における都市の位置づけは各国政府の意向によるものの、地方自治体のキャパシティ不足に対しては、実務者同士が直接必要な情報や意見を交換し、ともに課題解決に取り組むことができる都市間連携を通じた国際協力(都市間協力...
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イベントの詳細

会場

北九州イノベーションギャラリー(福岡県北九州市八幡東区東田二丁目2番11号)
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使用言語
日本語・英語
(Simultaneous interpretation)
アジェンダ
Flyer.pdf(1.02 MB)
コンタクト

IGES 北九州アーバンセンター

担当: 赤木・細田
〒805-0062 福岡県北九州市八幡東区平野1-1-1 国際村交流センター3F
Tel: 093-681-1563
Fax: 093-681-1564
E-mail: [email protected]
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発表資料

14:00 開会挨拶 IGES 北九州アーバンセンター 所長 鹿毛 浩之  
14:05 基調講演 北九州市の発展と環境国際協力
(公財)北九州産業学術推進機構(FAIS)専務理事
兼 IGES北九州アーバンセンターシニアアドバイザー 松岡 俊和
 
14:35   ディスカッションペーパー
『持続可能な社会への挑戦-北九州市とアジア都市との連携』の紹介
IGES 北九州アーバンセンター リサーチ・マネージャー 赤木 純子
 
第1部 パネルディスカッション
持続可能な社会を実現する「北九州方式」環境国際協力のこれまでとこれから 
-北九州の環境国際協力を牽引してきたステークホルダーの視点
 
15:05   北九州市 環境局 アジア低炭素化センター 国際連携推進担当係長 安武 宏  
楽しい(株) 代表取締役 松尾 康志  
(公財)北九州国際技術協力協会(KITA) 技術協力部長 麻原 伴治  
(株)ジェー・フィルズ 代表者 谷 一身  
シャボン玉石けん(株)  
15:55 -16:10 休憩    
第2部 パネルディスカッション
-持続可能な社会に貢献する技術や人材を北九州から発信
 
    (独法)国際協力機構(JICA) 九州センター 研修業務課 主事 多久和 さやか  
北九州市 上下水道局 海外事業部 海外事業課 海外事業係長 川嵜 孝之  
(公財)北九州産業学術推進機構(FAIS)専務理事 松岡 俊和  
北九州市立大学 地域創生学郡 教授 眞鍋 和博  
IGES北九州アーバンセンター インターン生 ラリッサ・デ・ミランダ・アレム*
*京都大学大学院 地球環境学堂・学舎 地球環境政策論分野 修士課程
 
16:55 閉会挨拶 IGES 北九州アーバンセンター プログラム・ディレクター 林 志浩  
17:15-18:30 交流会 交流会のみ会費制:社会人1,000円(当日受付にて現金でお支払いください。)
学生無料(当日は学生証をご提示ください。)