包摂的アプローチ
~環境と人~
SDGsは、「誰一人取り残さない」よう、さまざまな社会層が意思決定へのプロセスに参画することを目指しています。 IGESは、多様な声(若者、女性、労働者、地域コミュニティなど)が、公正で公平な未来を形成するプロセスに有意義なインプットを与えることができるよう、研究を行い、プラットフォームを構築しています。
公正な移行
化石燃料から自然エネルギーへの迅速な移行は、気候危機とその環境および人間社会への影響を考慮した場合、前向きな一歩と見なされます。一方、気候変動の悪影響は、二酸化炭素排出量の少ない人々がますますその悪影響にさらされることから、社会的不平等の重要な要因の一つになっており、このような移行には、環境的に持続可能なだけでなく社会的に公正なグローバルおよび国内政策が求められます。 特にアジアの文脈を考慮した場合、現在不利な立場にある人々をさらに不利な立場に置く可能性のある気候不公正の再発を避けるために、長期的かつ全体的な視点に立った変革が必要です。IGESが主催するSustainability Science Journalでは、アジアにおける社会的に公正なネット・ゼロ移行に関する特集を掲載する予定です。
ISAP2022
アジアにおけるネット・ゼロに向けた社会的に公正な移行
温室効果ガスの排出が実質ゼロの未来に向けた移行プロセスにおいて、気候変動に関連する不平等は深刻な社会経済的問題です。このような移行プロセスにおいては、環境的に持続可能であることのみならず、社会正義を考慮した世界的および国内的環境政策が求められます。ネット・ゼロ...
ISAP2022
脱炭素社会の実現に向けた個人の覚醒: 「気候市民会議」からの示唆
2022年9月末現在、日本では785自治体が「2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロ」を表明しています。他方で、表明したものの、実際にどうやってゼロカーボンシティを達成するのか悩んでいる自治体が少なくないと聞きます。また、日本は2030年に温室効果ガス46%削減...
関連プロジェクト
Updated: 2021年5月
The Satoyama Development Mechanism (SDM)
The Satoyama Development Mechanism (SDM) is one of the collaborative activities of the International Partnership for Satoyama Initiative (IPSI), established jointly by the Institute for Global Environmental Strategies (IGES), the United Nations Unive