10月22日(火)、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の議長を務める、ジム・スキー インペリアル・カレッジ・ロンドン教授がIGESの葉山本部を訪問され、IGES研究員と意見交換を行いました。
IGESでは、1999年よりIPCCインベントリタスクフォース技術支援ユニット(TSU)をホストしているほか、今年KYOTO地球環境の殿堂入りをした甲斐沼美紀子研究顧問をはじめ、多くの研究員がIPCCの様々なレポート執筆に関わってきています。今回のスキー教授の訪問は、こうした長年にわたるIGESとIPCCとの関係によって実現したものです。
訪問当日は、職員食堂での昼食会や意見交換会を通じて、多くのIGES研究員がスキー教授との交流を深めました。意見交換会では、気候変動とエネルギー領域、適応と水環境領域、パリ協定6条実施パートナーシップセンター、都市タスクフォース、生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)シナリオ・モデルタスクフォース技術支援機関から、それぞれの活動内容を説明し、スキー教授からは「IGESとは長年にわたり多くの研究員と交流してきたが、その活動が非常に多岐にわたることを改めて知ることができて意義深い日となった。これからも国際社会でIGESはその重要性を増していくと確信している」と評価いただきました。
貴重な時間を割いて葉山本部をご訪問いただいたスキー教授に改めて感謝申し上げます。
IGESはこれからも国内外の科学者、研究者との交流を通じて、最新の科学的知見にもとづく情報の収集と発信を行い、地球規模の環境課題の解決に貢献してまいります。
関連リンク
IPCC インベントリタスクフォース
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「IPCC 1.5℃特別報告書」に関するジム・スキー教授インタビュー