「パリ協定第6条の実施拡大に向けた理解促進と 能力向上に関する国際会議（第1回、第2回）」を開催

公益財団法人地球環境戦略研究機関（IGES：アイジェス）は、昨年末に英国グラスゴーで開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議（COP26）における、パリ協定第6条（市場メカニズム）ルールの合意により、同6条メカニズムの世界的な実施拡大が重要となっていることを踏まえ、環境省と共催で「パリ協定第6条の実施拡大に向けた理解促進と能力向上に関する国際会議（第1回、第2回）」をオンライン形式で開催いたします。第1回は2月17日（木）、第2回は3月7日（月）に開催します。

COP26でのパリ協定第6条に基づく国際間の排出量取引（市場メカニズム）に関する交渉では、国際的に移転される温室効果ガスの排出削減量等の二重計上防止ルール、京都議定書下のCDM（クリーン開発メカニズム）活動/クレジットの取扱い等が焦点となり、第6条の実施指針（6条ルール）が合意されました。
　
COP26で6条ルールが合意されたことで、今後は市場メカニズムを活用した世界的な排出削減の進展が期待されています。本国際会議は、第6条の市場メカニズムの実施拡大に向けて、各国政府関係者および関係事業者等の具体的な体制整備や能力構築の促進を目的としています。本国際会議では、日本が世界に先駆けて実施してきた二国間クレジット制度（JCM：Joint Crediting Mechanism）や、他の既存の取り組みで得た経験を共有します。また、市場メカニズムの利用に係る各国政府および関係事業者の先進的な取り組みを基に議論を深めていきます。

【開催概要】