『プラスチック・アトラス アジア 合成ポリマーの世界―事実と統計[日本語特別版]』発刊記念イベント

2022年5月30日 15:00 - 17:00 (日本時間)/ 14:00-16:00 (香港時間)※時間が変更となりました(5月13日追記)

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公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)は、ハインリヒ・ベル財団香港事務所、一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパンのパートナーシップのもと、『プラスチック・アトラス アジア 合成ポリマーの世界―事実と統計[日本語特別版]』を2022年5月に発刊します。

2019年11月、ハインリヒ・ベル財団は、深刻なプラスチック汚染問題の背景にあるビジネスモデルや社会的仕組みなどを分析・考察し、簡潔かつ具体的な記述およびインフォグラフィックを用いて問題の本質をわかりやすく示した『PLASTIC ATLAS』を出版しました。2021年には、プラスチック生産・使用・廃棄に関して大きな役割をもつアジアに焦点を当て、地域特有の事情や課題に加えて、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大がプラスチックごみ問題に与えた影響を取りまとめたアジア版(英語)を、IGES 、ハインリヒ・ベル財団香港事務所、Break Free From Plastic (BFFP)の3者にて発表しました。

今回の日本語特別版は、このアジア版を日本語に翻訳した上で、日本のプラスチック廃棄物管理の現状と、政府・産業界・自治体それぞれの観点での課題認識および対応を解説すべく、「日本におけるプラスチック廃棄物管理の課題と可能性」、「解は日本にあるのか? リサイクルシステムの確立から、その先への挑戦」、「ゼロを目指せ:日本における地域レベルの行動とプラスチックごみゼロ宣言」の3章を加筆しています。

この日本語特別版の発刊記念イベントを、「ごみゼロの日※」である5月30日にオンラインで開催します。
本イベントでは、アジア太平洋地域、特に日本におけるプラスチック汚染の概要を説明し、問題解決に向けた課題と可能性を取り上げます。プラスチック廃棄物管理の分野で活躍する研究者、政策立案者などとともに、日本におけるプラスチック汚染の現状、政府・地方自治体、企業および市民による取り組みについて、様々な視点からプレゼンテーションおよびディスカッションを行います。

※ごみの減量および再資源化などを促すべく、市民の呼びかけで始まった記念日。「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせをもとにしている。1993年には厚生省(現・厚生労働省)が5月30日を初日とする「ごみ減量化推進週間」を正式に制定した。

 

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イベントの詳細

日時
2022年5月30日 15:00 - 17:00 (日本時間)/ 14:00-16:00 (香港時間)※時間が変更となりました(5月13日追記)
会場

オンライン

主催
ハインリヒ・ベル財団香港事務所
一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン
使用言語
日本語(一部日本語への通訳あり)
アジェンダ
コンタクト

IGES-UNEP 環境技術連携センター(CCET)
〒240-0115 神奈川県三浦郡葉山町上山口2108-11
Tel: +81-46-874-7636 Fax: +81-46-855-3809 
E-mail: [email protected]

発表資料

オープニング
15:00-15:05   司会挨拶および本ウェビナーの概要
坂野 晶 一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表理事
 
15:05-15:20   Plastic Atlas Asia作成の背景 Plastic Atlas Asiaが作成された意義、および日本がアジアそしてグローバル社会においてプラスチック削減に取り組む意義 *同時通訳付き
ハインリヒ・ベル財団香港事務所 Director, Dr. Axel Harneit-Sievers
 
セミナー
15:20-15:40   循環経済とプラスチック資源循環に向けた日本の政策と企業の動向」
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)持続可能な消費と生産領域 上席客員研究員 ⻄⼭ 徹
 
15:40-16:00   京都府亀岡市のプラスチックごみゼロ宣言の経緯、プラスチックごみ宣言に関連しての取り組み内容、これからの目標と課題
亀岡市環境先進都市推進部 環境政策課 副課長 名倉 真也
 
パネルディスカッション
  • 2022年4月から執行された新プラスチック循環法とは。自治体/企業側への影響と各主体における今後の取り組みや懸念。
  • 地域内でプラスチック削減を進める際に鍵となることは何か。今後、各地や各業界などでプラスチック削減への取り組みが広がるためには何が必要か。
  • 日本がよりプラスチック削減に取り組む上でボトルネックとなっている領域を1つ挙げるとしたら何か。
  • これから取り組みを始めたい/強化したい、主体(地域・企業・市民など)に伝えたいこと。
16:00-16:35 モデレーター 坂野 晶 一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表理事  
パネラー 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)持続可能な消費と生産領域 上席客員研究員 ⻄⼭ 徹  
亀岡市環境先進都市推進部 環境政策課 副課長 名倉 真也  
亀岡市環境先進都市推進部 資源循環推進課 課長 大西 光治  
亀岡市環境先進都市推進部 資源循環推進課 係長 酒井 敬仁  
16:35-16:50   Q&Aセッション  
クロージング
16:50-16:55 閉会挨拶 IGES  
16:55-17:00 閉会 坂野 晶 一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表理事  

録画映像