公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)は、ハインリヒ・ベル財団香港事務所、一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパンのパートナーシップのもと、『プラスチック・アトラス アジア 合成ポリマーの世界―事実と統計[日本語特別版]』を2022年5月に発刊します。
2019年11月、ハインリヒ・ベル財団は、深刻なプラスチック汚染問題の背景にあるビジネスモデルや社会的仕組みなどを分析・考察し、簡潔かつ具体的な記述およびインフォグラフィックを用いて問題の本質をわかりやすく示した『PLASTIC ATLAS』を出版しました。2021年には、プラスチック生産・使用・廃棄に関して大きな役割をもつアジアに焦点を当て、地域特有の事情や課題に加えて、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大がプラスチックごみ問題に与えた影響を取りまとめたアジア版(英語)を、IGES 、ハインリヒ・ベル財団香港事務所、Break Free From Plastic (BFFP)の3者にて発表しました。
今回の日本語特別版は、このアジア版を日本語に翻訳した上で、日本のプラスチック廃棄物管理の現状と、政府・産業界・自治体それぞれの観点での課題認識および対応を解説すべく、「日本におけるプラスチック廃棄物管理の課題と可能性」、「解は日本にあるのか? リサイクルシステムの確立から、その先への挑戦」、「ゼロを目指せ:日本における地域レベルの行動とプラスチックごみゼロ宣言」の3章を加筆しています。
この日本語特別版の発刊記念イベントを、「ごみゼロの日※」である5月30日にオンラインで開催します。
本イベントでは、アジア太平洋地域、特に日本におけるプラスチック汚染の概要を説明し、問題解決に向けた課題と可能性を取り上げます。プラスチック廃棄物管理の分野で活躍する研究者、政策立案者などとともに、日本におけるプラスチック汚染の現状、政府・地方自治体、企業および市民による取り組みについて、様々な視点からプレゼンテーションおよびディスカッションを行います。
※ごみの減量および再資源化などを促すべく、市民の呼びかけで始まった記念日。「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせをもとにしている。1993年には厚生省(現・厚生労働省)が5月30日を初日とする「ごみ減量化推進週間」を正式に制定した。
イベントの詳細
オンライン
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発表資料
オープニング | |||
15:00-15:05 | 司会挨拶および本ウェビナーの概要 坂野 晶 一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表理事 |
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15:05-15:20 | Plastic Atlas Asia作成の背景 Plastic Atlas Asiaが作成された意義、および日本がアジアそしてグローバル社会においてプラスチック削減に取り組む意義 *同時通訳付き ハインリヒ・ベル財団香港事務所 Director, Dr. Axel Harneit-Sievers |
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セミナー | |||
15:20-15:40 | 循環経済とプラスチック資源循環に向けた日本の政策と企業の動向」 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)持続可能な消費と生産領域 上席客員研究員 ⻄⼭ 徹 |
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15:40-16:00 | 京都府亀岡市のプラスチックごみゼロ宣言の経緯、プラスチックごみ宣言に関連しての取り組み内容、これからの目標と課題 亀岡市環境先進都市推進部 環境政策課 副課長 名倉 真也 |
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パネルディスカッション
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16:00-16:35 | モデレーター | 坂野 晶 一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表理事 | |
パネラー | 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)持続可能な消費と生産領域 上席客員研究員 ⻄⼭ 徹 | ||
亀岡市環境先進都市推進部 環境政策課 副課長 名倉 真也 | |||
亀岡市環境先進都市推進部 資源循環推進課 課長 大西 光治 | |||
亀岡市環境先進都市推進部 資源循環推進課 係長 酒井 敬仁 | |||
16:35-16:50 | Q&Aセッション | ||
クロージング | |||
16:50-16:55 | 閉会挨拶 | IGES | |
16:55-17:00 | 閉会 | 坂野 晶 一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン代表理事 |
録画映像