生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)侵略的外来種評価 第1回執筆者会合

2019年8月19日(月)~23日(金)

環境省の支援によりIGES東京サステイナビリティフォーラム内に設置されているIPBES侵略的外来種評価技術支援機関は、2019年8月19日から23日にかけて、つくば国際会議場(茨城県つくば市)において、IPBES侵略的外来種評価第1回執筆者会合を開催しました。

2019年5月に承認されたIPBES「生物多様性と生態系に関する地球規模評価報告書」は、地球規模の生物多様性減少の5つの主要因のひとつとして、侵略的外来種を挙げています。この重要課題を掘り下げるべくIPBES侵略的外来種評価が開始され、参加者間で活発かつ実りの多い議論が交わされました。本評価は、3名の共同議長(アニバル・ポーチャード1,2、ヘレン・ロイ3、ピーター・ストゥート4)が率いる、多様な国籍と専門性を網羅する40か国以上約70名の専門家により実施されます。報告書では、伝統的知識を含む多様な知識や価値体系を考慮しつつ、侵略的外来種の現状と傾向とその要因の評価を行い、効果的な管理・適応戦略につながる政策オプションについてとりまとめます。

本会合では、スコーピング文書をもとに評価報告書の骨子を作成したほか、スケジュールと役割分担について議論がなされました。評価報告書の最終案はIPBES第10回総会に提出され、130か国以上の加盟国により審議される予定です。

 

 

1 コンセプシオン大学林学部生物的侵略研究室(チリ・コンセプシオン)
2 生態学・生物多様性研究所(チリ・サンティアゴ)
3 生態学・水文学センター(イギリス・ウォリングフォード)
4 オンタリオ工科大学(カナダ・オシャワ)
 

参考:研究者の視点「IPBESによる地球上の自然と自然の恵みの評価報告書、5月6日に発表予定」

イベントの詳細

日時
2019年8月19日(月)~23日(金)
会場

つくば国際会議場(茨城県つくば市竹園2-20-3)

主催
IPBES 侵略的外来種評価技術支援機関
使用言語
英語
参加者
約80名
コンタクト

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)侵略的外来種評価技術支援機関

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