適応対策のための地域連携:アジア太平洋気候変動適応情報プラットフォーム (AP-PLAT)

地域の適応努力を強化するにあたっての課題とは

国際社会によって実施される気候変動の影響への対策に加えて、地域の特性を考慮した地域連携も重要です。これにはアジア太平洋地域における適応に関する包括的な情報を整理し、提供するためのプラットフォームを確立することが役立ちます。また、適応に関わる既存のイニシアチブと活動を結びつけ、連携する機会を特定できるような地域協力の仕組みも必要です。

適応領域では、アジア太平洋地域における国や地方自治体、国際機関、国内外の研究機関などの適応策に関与する地域の利害関係者と協力しています。具体的には、アジア太平洋気候変動適応情報プラットフォーム(AP-PLAT)の運営主体として、環境省および国立環境研究所(NIES)とともに、地域の適応努力を強化するためのパートナーシップを構築することに注力しています。

AP-PLATを通じた適応の地域的取組

IGES適応チームは、AP-PLATを通じて、アジア太平洋地域の国や地方自治体、国際機関、国内外の研究機関の科学的根拠に基づく意思決定と効果的な気候変動適応策の実施を支援しています。AP-PLATは、環境省および国立環境研究所との連携のもと、適応に関する地域的な取り組みを強化するためのナレッジ・プロダクトを提供し、パートナーシップの構築に貢献しています。