再生可能エネルギーへの迅速な移行:持続可能な低炭素エネルギー利用への道

アジア太平洋における持続可能な消費と生産:資源制約を乗り越えてアジアは豊かさを実現できるか所収
Chapter: 2010
ブックチャプター
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現状のエネルギーの利用方法は持続可能ではない。低炭素エネルギー源の利用への移行は、消費量の削減だけでなく効率的利用とも組み合わせて進めなければならない。本章ではトップダウン型の政策措置に焦点を置くが、その成否は消費者の参加と選択にかかっている。

―炭素に価格を設定し、合意に基づく再生可能エネルギーの利用比率目標を掲げ、助成金の対象を化石燃料資源から再生可能エネルギーに切り替え、再生可能エネルギーのコベネフィットを認識することで、開発の早期実現が可能になるであろう。

―投資やプロジェクトを維持するために、能力開発と訓練、技術移転、研究・開発(R&D)、グッド・ガバナンスに関する補完的な措置や政策を導入しなければならない。

―政府によるトップダウン政策の実効性を確かなものとするには、個人、業界、コミュニティが、電力、暖房、輸送用途に化石燃料以外のエネルギー源を選択できるようなボトムアップ型アプローチを奨励・支援すべきである。

―再生可能エネルギー技術は、消費者に持続可能な方法で発電された電力を利用してもらい、効率的な生産・消費に向けた革新を推進してもらわなければ成立しない。消費者は、無駄の多いエネルギー消費から、費用効率が良く社会にも環境にも優しいクリーンなオプションの普及の足掛かりとなるライフスタイルに移行する必要がある。

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