2025年6月9日
お知らせ
公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES=アイジェス)と韓国環境研究院(Korea Environment Institute:KEI)は、2025年6月5日、持続可能な開発や気候変動をはじめとする幅広い環境課題における包括的な協力強化に向けた協力覚書(MoU)を更新しました。韓国・済州島で開催された「KEI Global Forum」において、武内和彦IGES理事長が登壇する機会にあわせて、更新の調印を行いました。
両機関は、2003年3月に最初のMoUを締結以来、長年にわたり連携を続けています。これまでに、東南アジア諸国連合(ASEAN)気候変動戦略行動計画2025-2030(ACCSAP)策定、日中韓三カ国環境大臣会合(TEMM)の枠組の下での日中韓脱炭素都市研究、アジア太平洋気候変動適応情報プラットフォーム(AP-PLAT)等において具体的な協力が進んでいます。
今回更新されたMoUの下、論文等の共著、それぞれが開催する会合への参加、新規プロジェクトへの共同提案、研究職員の相互派遣等を通じて、持続可能なアジア太平洋地域の実現に資する両機関の研究協力を一層強化していきます。
韓国環境研究院(Korea Environment Institute:KEI)について
1993年に設立された政府系研究機関。環境の持続可能性に資する実践的な政策研究を国内・地域・国際レベルで幅広く展開するほか、環境影響評価の専門的かつ中立的な審査・検討を担っています。
写真提供:韓国環境研究院(KEI)