公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)は、第16回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム【ISAP(アイサップ)2024】全体会合を2024年7月23日(火)にパシフィコ横浜で対面とオンラインのハイブリッドで開催します。また、テーマ別会合を2024年7月~11月の期間にオンラインで開催します。
ISAPは、国際的に活躍する専門家や政府・国際機関・企業・NGO関係者等が集い、持続可能な開発についてアジア太平洋の視点から議論を行うフォーラムです。ISAP2024では、全体テーマ「地球のトリプル・クライシスを乗り越えるために必要な統合的アプローチとは」(“Taking an Integrated Approach to Overcome the Triple Planetary Crisis”)の下、気候変動、生物多様性の損失、そして環境汚染という“トリプル・クライシス”(三重の危機)に直面する中で持続可能な社会への変革をどのように加速していくかを議論します。
現在、持続可能な開発目標(SDGs)、パリ協定、昆明・モントリオール生物多様性枠組などの世界目標に向けて野心的な取り組みが進められていますが、それぞれの進展は遅く、断片的なものとなっています。一方で、これら目標間のシナジー(相乗効果)を最大化し、トレードオフを最小化することが、トリプル・クライシスへの対応の鍵となることが科学的に明らかになりつつあります。こうした中、今回のISAP2024では、気候変動、生物多様性の損失、環境汚染、そして持続可能な開発の諸課題 を俯瞰する統合的アプローチに焦点を当て、IGESの研究成果等をもとに、同アプローチに基づく様々な取り組みがアジア太平洋地域の意思決定にどのような影響を与え、世界的な変革への道を拓くことができるか検討します。
ISAPの詳細・参加申込はISAP2024特設ウェブページをご覧ください。
開催概要
1)日 程: 2024年7月23日(火) 全体会合 9:00 – 17:50
2)会 場: 全体会合 パシフィコ横浜(横浜市みなとみらい21地区)とオンライン視聴のハイブリッド
テーマ別会合 オンライン 開催期間 2024年7月~11月(日時未定:詳細決定次第順次、特設ウェブページでお知らせしてまいります)
3)全体テーマ: 「地球のトリプル・クライシスを乗り越えるために必要な統合的アプローチとは」
4)主 催: 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)
5)言 語: 日本語/英語 (同時通訳付き)
6)参加費: 無料
7)参加方法: ISAP2024特設ウェブページよりお申し込みください
【ISAPに関するお問い合わせ】
ISAP2024事務局
E-mail: [email protected]
【このプレスリリースに関するお問い合わせ】
公益財団法人地球環境戦略研究機関 (IGES) 広報担当: 平山(庄)
Tel: 070-5596-5924 e-mail: [email protected]
持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム(ISAP)とは
地球規模の環境課題に取り組むために、世界で最も人口の多い地域であるアジア太平洋の果たす役割は大変重要です。IGESでは、多くのステークホルダーと協働して、アジア太平洋地域の持続可能な開発に関する多様な議論を行うISAPを2009年から毎年開催しています。ISAPの目的の1つは、ISAPに関わる多様なステークホルダー間の情報共有や議論を促進し、互いの信頼関係を深め、連携を強めることです。2つ目の目的は、地球環境問題に関心を持つ一般の方々に世界的な議論の進展や最新の研究動向に触れていただき、持続可能な社会の構築に向けた素地を共に作っていくことです。特に、日々、環境課題に取り組んでいる自治体の担当者、IRやサステナビリティ部門で最新情報を収集する企業の担当者、国際的な議論が日本に及ぼす影響や世界と日本のギャップについて取材するメディアの方々に、実務に役立つ情報収集やネットワーキングの場として活用いただけることを目指しています。