2024年1月30日
お知らせ
IGESは、環境省が2024年2月26日(月)にオンラインで開催するIPBESシンポジウム「ネイチャーポジティブ社会に向けた社会変革と行動変容」を共催します。
豊かな生物多様性に支えられた生態系は、私たちの社会・経済・暮らし・文化の基盤であり、様々な恵みをもたらし、人間の福利に貢献してくれます。しかし、人間活動の影響により、地球全体でかつてない規模で多量の種が絶滅の危機に瀕しています。生物多様性版の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)ともいわれる生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)が公表した報告書では、現在世界で約100万種が絶滅の危機に追いやられており、生物多様性の損失を止め、さらに回復させるためには、経済・社会・政治・技術にわたる横断的な「社会変革」が必要と指摘しています。
日本では、2023年3月に「生物多様性国家戦略2023-2030」が閣議決定され、ネイチャーポジティブ(自然再興)を2030年までに実現すること等が目標に掲げられました。そして、そのための基本戦略のひとつとして「一人一人の行動変容」が位置付けられています。
本シンポジウムでは、生物多様性国家戦略2023-2030を軸に、IPBESによる最新の科学的議論を踏まえつつ、どのように社会に変革をもたらすことができるのか、本国家戦略における社会変革・行動変容の具体的な内容、その実現に向けて求められる行動は何かを議論します。
シンポジウムの詳細とお申込み
https://www.iges.or.jp/jp/events/20240226
環境省報道発表
https://www.env.go.jp/press/press_02695.html