IGES、ICIMODと協力協定を更新

2023年3月31日
お知らせ

3月7日、IGESと国際総合山岳開発センター(ICIMOD)は、これまでの長期的な協力関係をより強化することを目的として、協力協定の更新し、調印しました。

両機関は、協力協定の包括的なテーマとして、自然資源管理、気候変動への適応と災害リスクの軽減、政策とガバナンス、持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むことに合意しました。また、この協力協定には、情報の交換と共有、共同研究の実施や共同出版物の作成、能力開発プログラムの実施、さらにそれぞれが有するネットワークへの貢献が含まれています。

ICIMODは、1983年にネパールで設立された地域政府間学習・知識共有センターで、アフガニスタン、バングラデシュ、ブータン、中国、インド、ミャンマー、ネパール、パキスタンからなるヒンドゥークシヒマラヤ(HKH)地域での地域協力および国際協力の強化に取り組んでいます。ICIMODのミッションは、HKHの多様な国やコミュニティが、より環境に優しく、より包摂的で、気候変動に対してレジリエントな(回復力のある)開発へと移行できるよう、地域の政策に影響を与え、行動を促進し、投資を呼び込む知識を構築し共有することです。

この協力協定は、IGESのミッションである持続可能なアジア太平洋地域の実現と、ICIMODのミッションの達成に向けた重要な一歩となるでしょう。

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