IGES、アジア工科大学と協力協定を更新

2023年2月20日
お知らせ

地球環境戦略研究機関(IGES)とアジア工科大学(AIT)は、1月31日、アジア太平洋地域における政策研究および持続可能な開発イニシアチブに関する共同の取り組みを強化するための協力協定を更新し、調印しました。

両者はこれまでも協力関係にありましたが、今回の協力協定の更新で、資源効率と循環経済、廃棄物とプラスチック汚染、気候変動、コベネフィット、水資源管理、地域循環共生圏(CES)の6分野において特に協力を強化していくことに同意しました。

これまでの両者の協力の例としては、2022年7月にIGESがAITからの要請を受けてPETリサイクルと廃棄物発電に注力する日本企業への訪問を企画・調整したことや、AITが実施する緑の気候基金に関する研修プログラムにIGESから講師を派遣したことが挙げられます。さらに、IGESとAITは、ASEAN地域での分散型排水管理に関する政策対話とその効果的な実施を促進するために協力してきました。現在、AITが新たに設立した「水と衛生のグローバルセンター」との協力の可能性を探っています。

今回の更新により、IGESとAITは互いの協力関係を一層強め、アジアのナレッジハブとして、アジア太平洋地域の持続可能な開発への取り組みを加速していきます。

AIT

写真提供:AIT